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自分の短所は克服しなくていい!

人間関係のお悩み解決のコツ・情報を
わかりやすくお伝えする、
ライフコーチの昌子真己です。

「こんな人っていいな~」
「自分もそうありたいな~」
自分の尊敬する人や、理想とする人を見ると
このように感じます。

理想像と今の自分をつい比較してしまう


私たちは無意識に「自分が理想とする素晴らしい人」
というものをイメージしています。

自分が理想とする素晴らしい人ってどんな人でしょうか?
たとえばこんな人。
  ↓
「尊敬される人」
「いつも笑顔で優しい人」
「努力できる人」
「人に対して情け深い人」

こんなふうになりたいなあと思ったり、
こんな人ってすごいなあと思うことは
よくあることです。

ところが、この理想のイメージと今の自分を比較して

「やっぱり自分はだめだ」
「まだまだ未熟だ」
「だからだめなんだ」

といったような自己否定に陥ることってないでしょうか?

たとえば会社員Aさんにこんな理想のイメージがあるとします。
   ↓
『自分のことよりも人を優先できる人はすばらしい』

ある日、
Aさんが1日中外回りでへとへとになった日がありました。
そんな時に同僚のBさんから、
「今日残業を手伝ってもらいたいんだけど」
と頼まれました。

疲れてへとへとのAさんは、とっさに
「無理無理!ごめんね」
とお断りしました。
仕方なく、BさんはC子さんに手伝いをお願いしました。
C子さんは、
「手伝いますよ」
と快く引き受けていました。
Aさんはその様子を見て、
「なんで手伝ってあげられなかったんだろう」
「だから私はだめなんだ」
と自分を責めて落ち込み、自己否定してしまう。。。
似たような経験、私にもあります。

でも大丈夫!ご安心ください。
そんな自己否定はもう必要ないことをこれからご説明します。
最後まで読んでくださいね。

人は聖人君子のような理想像を持っている


人はよくこんな「理想の人物像」を持っています。
・心優しい
・情け深い
・思いやりがある
・心が広く怒ったりしない  
・度胸が据わっている
まだまだたくさんあると思います。

でもこのすべてを併せ持つ非の打ちどころのない人は
この世には存在しません。
なのに私たちはそのような聖人君子をイメージして、
自分と比較して自己否定をしてしまいます。

私たちには「素晴らしい部分」だけでなく、
「くだらない部分」「情けない部分」「軽蔑する部分」
といったネガティブな部分もあわせ持っています。

しかも、
「ネガティブな部分はどんなに努力してもなくなりません!」

なぜなら、
人が素晴らしいと思う部分を「陽」
人が軽蔑するようなネガティブな部分を「陰」とすると、
この「陰」と「陽」は
もともと同じように私たちの中に存在しているからです。
たとえば
自分勝手でひどいと思う人に優しい一面があったり、
優しくてあたたかいと思う人にだらしない部分がある
といったように。

私は初めてこのことを知ったとき、
とても納得できました!
そして
なにより自分がとても楽になったのを覚えています。

自分の短所は克服しなくていい


私たちはどこか
「いい人にならないといけない」
「立派な人間でないといけない」

と思いがちです。
そして
この世に存在しない聖人君子を理想とし、
比較をして、自己否定してしまっているのです。

でも、
どんなに尊敬する素晴らしい人にも
「陰」の部分も同じだけあるのです。

人気のある俳優さんは「陽」の部分を前面に出して
お仕事をしています。
「陽」のイメージの俳優さんにも
週刊誌に書かれて視聴者がイメージダウンするような
「陰」の部分もあります。

短所を克服することが成長ではない


私たちは「陰」と「陽」でできているとお伝えしました。
ここで特にお伝えしたいのは、
「だめな自分がいていい」
ということ。
・だらしない自分
・冷たい自分
・思いやりのない自分
・自己中の自分
まだまだあると思います。
たくさんダメな自分を受け容れてみましょう。

大切なのは、
こんな自分がいたんだ!と思って
どんな自分も受け容れていくことです。

「短所を克服することが成長ではありません」


陰陽をあわせ持つ自分を認め、受け容れられるようになると
もともと持っていた自分の可能性の扉が
開いていきます。
もともと持っているのに自分が気づいていない
未知の自分を開いていくことが
本当の成長なのです。

今日は、
「短所は克服できないし、克服する必要がない。
今のままの自分を受け容れることが成長につながる」

という内容をお伝えしました。

この内容を見て少しでも気持ちが楽になっていただけたら
とても嬉しいです。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。




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