写真のこと vol.4 - 雲

こんにちは、Yuto Ikedaです。写真を撮っています。

　1月から貯めていたフィルムをようやく現像しました。お久しぶりです。今回は雲を生成して撮影してみた写真を紹介したいと思います。

　人物の周りに雲がぷかぷか浮かんでいるような空間を写真にしたいと思ってセッティングしています。撮影中は雲から下界を見下ろしている神様的な存在みたいだねなんて話をしていました。
　みてわかると思いますが、雲は綿で作っています。雲を浮かばせる方法ですが、シャッターを切る瞬間に投げるのは雲がぶれると思ったので今回は空間に固定して実際に浮いている雲を再現しています。テグスという透明な糸を壁から壁（あるいはスタンド〜スタンド）で張り巡らせてそこに綿…ではなく雲を括り付けています。これが結構難しい、雲職人という職業が必要です（嘘です）。

　背景が黒でテグスの反射が目立った為、黒ペンで塗り潰してなるべく目立たないようにしています。

　アイメイクや背中に入れた白いラインは雲から連想した雨をイメージして入れされて頂きました。シンプルな雲生成ですが、空間を作ってみると新しいイメージやアイディアが浮かんできたりなかなか楽しいです。次はもっと奥行き感を出してみたい等課題も見えてきたりして。

model : aizawa nanako.

記事内の撮影機材
使用カメラ 　：PENTAX 6×7
使用フィルム ：FUJIFILM PRO400H
使用レンズ　  : PENTAX SMC TAKUMAR 6×7 105mm/F2.4

　撮影が一つ終わると、また次の撮影のアイディアが閃いたり。そろそろまた沢山撮影していきたいですね。

　それでは今回は以上です。ありがとうございました。