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短歌46「流星」

全てのテーブルにある希望って無くならないから食べていいよ

どうして使えない言葉あるんだろ優しい言葉の辞書が欲しい

次の曲わかるまで好きな歌手 ライブDVDをコーヒーで飲む

出どころのわからぬドリル工事音 左膝から出てる気がする

瞬きから星落ちてきて拾い上げ砂浜歩く 逆光になる

虹の向こうお父さんは羊飼い毛刈りをしたらポプラ綿飛ばす

ポニーテール結った最後の写真では振り向くわたし撮ったのは誰

朝方の電話はいつも玄関のガラス飛び込む悲しい小鳥

紫を黒がないので夜空にす生まれるものはいつも紫

自転車2台で速度を合わせてどこへでも行く少年の声

ゆるしの傷左手首にあることを自覚しないで君は輝く

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