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人見知り・場所見知りを生きる基盤に育む対応法

「人見知り場所見知りが激しいんですがどうしましょう?」

大変よくいただく質問です。

保育園で毎日号泣…
習い事になかなか参加しない…

正直困ってしまいますよね。

そんなお悩みをモンテッソーリ教育とコーチングで解決していきたいと思います。



人見知り・場所見知りはなぜ起きる?


まずそもそもなぜ人見知り・場所見知りをするのでしょうか。

赤ちゃんはだいたい1歳前後になると自分というものを認識して他者というものが分かるようになってきます。
その頃に人見知りというものが始まります。

まず先にお伝えするとこれは本能です。
赤ちゃん、子どもたちが自分を守ろうとする本能。
知らない場所知らない人から自分を防衛しようとする本能です。
なので全く心配はないというところをまず押さえてください。

もしかしたらそこにいたら危ないんじゃないか
自分の命が危険にさらされるんじゃないか
そんな本能で子どもたちはまず拒否反応を示します。
それは当然のことです。

なのでまずは「うちの子変なのかな…」と心配する必要はありません。


人見知り・場所見知りはどう始まる?

人見知り場所見知りの始まり。
それは、ママに対する後追いです。

まずは一番身近な家族に安心感をもとめます。



大体生後8か月ぐらいのママをひたすら追いかける時期です。
後追いされるとトイレにもゆっくり行けなくて大変だったりしますよね。

赤ちゃんは他者を認識するようになると、まずママに愛着を示すようになります。
まず一番身近な人お母さんに愛着や愛情を確認していくんです。

そんな後追いから始まり
人見知り・場所見知りが始ま離ます。
でもこの人見知り場所見知り、実はとても大事な人生の基盤を作っている最中なんです。


人見知り場所見知りが人生の基盤を作る


その基盤というのが愛着というものです。
人に対する愛着・愛情。
人は社会で生きていかなければなりません。
一人では生きていけないですよね。
誰か人とかかわり合って社会で生きていく。
そのためには人に対する愛情、愛着、信頼感など基盤がしっかり育まれていくことで
この社会で人に愛情を持って人に信頼感を持って生活していくことができるようになります。

その一番最初の現れとして、ママや家族に対する愛着の確認というところから始まります。
ですので、人見知りや場所見知りは愛着を形成している大切な過程の現れなんだというところをまず意識していただければと思います。

大切な基盤を作る現れなんだというところが分かったところで
どうやったらその愛着を育んでいけるのかをお伝えします。

どのように愛着を育んでいくか

簡単です。
お子さまの全てを受け入れてあげます

人に対する愛着が豊かな人生をつくります。



後追いしてきたら
「うんママが良かったんだよね」
「ありがとね、追いかけてきてくれて」
そんな風に受け入れてあげます。

ちょっと手が離せない時だったら
「ちょっと待っててね」
「今はすぐ行けないけどこれが終わったら行くからね」と伝え、あとから必ず行ってあげます。

とにかく受け入れ続けます。

人見知り・場所見知りも然りです。

「初めてだから緊張して当たり前だよね」
「安心できるまでママと一緒にいようね」

共感して受け入れてあげる。
それで十分です。

モンテッソーリ教室でたくさんのお子様をお迎えしていると、いろんな人見知り・場所見知りに遭遇します。
初めての子が入る前にママにしがみついてたり、教室に入ってからもしばらく身動きが取れず固まってたりする子もいます。

そこで例えば
「ママがせっかく連れてきたんだからいっぱい遊んできなさい」
よいう風に無理やり放してしまうと逆効果だったりもします。

そこで
「うんうん初めてだからいいんだよいいんだよ」
「慣れたらおいで、やりたくなったらおいで」

と、気持ちを受け入れてあげる。

そうすると子どもは、「ママはしっかり自分を受け入れてくれている」と、ママとの愛情を確認します。

すると子どもは自分から主体的にママから離れてその場に行くことができるようになるから不思議です。

もちろん個人差があるのですぐに教室になじめる子もいれば、なかなかママから離れられない子もいます。
それは個人差があるので受け入れ続けるに徹してあげてください。


我が家の長男は私が主催しているイベントでずっと抱っこひもに入っていた時期もありました。
親としては、みんなと一緒に活動してくれたらいいななんて思って連れて行くんですけど全然やらないんです。

でもそんな長男の気持ちを受け入れて
「抱っこしてもらいたいんだね」
「じゃあ抱っこひもに入ってよう」と受け入れ続けました。

すると急にそのイベントに積極的に参加するようになったんです。

もう大丈夫なんだ。ここは安心していい場所なんだ。ママはいつでも受け入れてくれるんだ。
そう感じた瞬間だったのかなと思い出します。

どれぐらい時間がかかるかは分かりませんが子どもの場所見知り人見知りを受け入れ続ける。
そうすることで愛情・信頼感という社会を生きていくための基盤を作っている。
そんな風に捉えてみてください。

保育園や幼稚園、新しい環境に行った子には誰でも起こり得ることです。
心配しすぎず受け入れ共感してあげる。

ぜひ根気よく続けてみてください。

モンテッソーリ超基礎解説はこちらの記事をご参照ください。
https://note.com/beesmiley611/n/n5ceae9301fbc



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