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コスモスフォントの創造 - ア行の冒険

こんにちは。私は作字家のべーさんとして、新たな創造的な挑戦に取り組むことにしました。それは、かつて子供たちの心を捉えた自動販売機「コスモス」のロゴにインスパイアされた、全く新しいフォントを作るという挑戦です。

コスモスとは、1970年代から1980年代にかけて日本の街角で見かけることができた玩具の自動販売機です。その鮮やかな赤色と独特のロゴデザインは、多くの人々にとって懐かしい記憶として残っています。しかし、その存在は新しい世代にはあまり知られていません。

コスモスのロゴは、その独特の形状とバランスで、一見するとただの文字に見えますが、実は独自の美学と個性を持っています。その魅力にインスパイアされ、新たなフォントとして生み出すことが私の目標です。

しかし、ここには大きな課題があります。それは、コスモスのロゴには「コ」「ス」「モ」の3つの文字しか存在しないという事実です。つまり、全てのカタカナを網羅するためには、残りの文字を一からデザインする必要があります。

このプロジェクトでは、まず「ア行」から始めてみようと思います。コスモスのロゴの特徴を捉えつつ、それぞれの文字が持つ独自の形状と響きを表現することが求められます。しかし、私のフォントはコスモスのロゴを模倣するものではなく、それにインスパイアされた独自の創造的表現を含むものとなります。

この挑戦は容易なものではありませんが、コスモスの魅力を再現し、新しい世代にその存在を伝えるための一助となれば幸いです。これからの創作過程を、皆さんと共有していくことを楽しみにしています。次回は「カ行」の冒険についてお伝えします。どうぞお楽しみに。

そして、私のこの挑戦がTwitterで始まったことを忘れてはなりません。私が初めてコスモス風フォントのアイデアを投稿したとき、その反響は予想以上でした。「そう言えば、コスモス風フォント作ってた☺️ これだけだけど かわいいよな、コスモスフォント」

そして、その後のツイートで「👆カタカナだけだけど、このフォントに需要あるかな? 需要あるなら、初個展のプロモーションとしてコスモスオマージュのフォントつくるよ?」と問いかけたところ、多くの方々からの反響がありました。

このような経緯を経て、私のこの挑戦が始まりました。皆さんの応援が私の創作活動の大きな力となっています。これからも一緒に、新たなフォント創造の旅を進めていきましょう。

(続く)

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