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⑤ホップの形状

ホップは、以下の3タイプのものが購入可能です。それぞれ、利点・不利点がありますので、状況に合わせて使用します。主流はペレットタイプのホップで、保存や購入も比較的容易です。 どのタイプのホップでも、重要なのはその鮮度です。新鮮なホップは鮮やかな緑色をしていて、ハーブのような新鮮な香りがします。鮮度の落ちてしまったホップは、酸化が原因で、茶色に変色しているので一目で分かります。香りももちろん良くありません。 ホップの保管は、酸素と触れないような容器や袋にしっかり封をして、冷凍庫や冷蔵庫など冷暗所で保管します。酸素と触れるビニール袋や、暖かい場所での保管は避けましょう。


ホールリーフホップ(Whole Leaf Hop)

ホップそのままの状態のタイプ。生の状態のものがあるが、購入はほとんど難しい。圧縮したリーフホップもあるが、プラグホップとほとんど変らない。

【利点】

  • 鮮度次第だが、アロマが良い

  • ドライホッピングに最適

  • 麦汁から濾すのが比較的容易

【不利点】

  • 麦汁を吸収するので、麦汁が減る

  • 場所をとり、保管には真空にするなど工夫が必要

  • 麦汁とホップを分けるにはフィルタやホップバッグが必要

プラグホップ(Plug Hop)

ホールリーフホップをそのまま圧縮したタイプ。円柱状のものをプラグホップと呼ぶが、圧縮されたリーフホップとほとんど変らない。

【利点】

  • ホールリーフと同じように扱える

  • ドライホッピングに最適

  • 麦汁から濾すのが比較的容易

【不利点】

  • 麦汁を吸収するので、麦汁が減る

  • 麦汁とホップを分けるにはフィルタやホップバッグが必要

ペレットホップ(Pellet Hop)

ホールリーフホップを粉砕し、圧縮してタブレット状にしたもの。ビタリングやフレーバホップとして主流

【利点】

  • 場所をとらず、保管が容易

  • ホールリーフと比べて、10%ほど効率が良い

  • ビタリングからドライホップまで幅広く使用できる

  • 購入が他のタイプに比べて容易で、種類も多い

  • 麦汁をほどんど吸収しない

【不利点】

  • 鮮度の良いホールリーフに比べアロマが劣る

  • 細かいので麦汁から濾すのが比較的困難

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