22歳で遺書を書いた話 2/2

前回
22歳で遺書を書いた話 1/2


遺書といっても、ちゃんとした書面のやつじゃなくて

私がもし死んだとき、誰かが偶然見つけてくれればいいな〜っていう感じにしたかったので

何に書いたかというと


iPhoneのメモ帳


iPhoneには当然ロックがかかっているので

パスワードを何に書いたかというと


たまたま財布に入ってたおみくじのおまけ


これの裏面にその時たまたまお父さんが持ってたシャーペンで


Eメールのメモ

パスワード 〇〇〇〇〇〇

と書いた


熊手には幸運をかっこむという意味があるらしい

誰かがパスワードに気づくという幸運をかっこんでくれると思う


でもこのノートをTwitterにあげているということは、

遺書が必要じゃなくなっているので

私の財布にiPhoneのパスワードが隠されていることは忘れてほしい


そして

絶対に誰にも言わないで下さい



遺書を書いていて思ったが

よく映画やドラマだと


「家族・友達のみんなありがとう感謝」

とか

「今まで生きてきてよかった感謝」

と書いてる


もちろんそれも思ってないわけじゃないけど

それよりもまず思い浮かんだのが、

死んだことを知らせてほしい人への連絡方法だった



例えば

学校にまず連絡してゼミは〇〇先生だから連絡して

LINEの、このグループにこのメッセージを送信して
この人とこの人には個人ラインして

Instagramに、この文章を投稿して

Twitterは、@〇〇〇〇のアカウントでこの文章をつぶやいて、それ以外のアカウントは消して

とかね


人は死を身近に感じると
逆に現実的になるかもしれない


SNSに湧くポエマーの

#生きてることに感謝 🙏

の薄っぺらさを

内臓がボロボロなおかげで再確認できた


次に書いたのが

**棺桶に入れたいもの **

そして

**お葬式に呼びたい人 **

結婚式に呼びたい人は本当の友達というが、

お葬式もしかりだと思う


数えてみたら20人に満たなかったが、

自分の友達が両手で数えられるくらいの少なさじゃなかったことに自分で安心した


棺桶の中に入れたいものは

自分が今一番大切にしているものが分かる


ちなみに私が入れたいのは

・ビール
・キャスターマイルド3mmボックス
・黄色のフットサルボール


フットサルボールでパリピな抜け感を演出、

酒とタバコは墓場まで持っていくコーデにしてみた


今すぐ死ぬ予定がない人も

1度明日死ぬつもりで遺書を書くといいんじゃないかと思う


自分が今一番大切にしている人・モノが分かる気がするし、その人・モノをもっと大切にしようと思えるかもしれない


もしかしたらポエマーはその境地に達したうえで

#日々感謝
#出会いに感謝
#この地球にありがとう

などという言葉が心の底から湧き出てるのかもしれない

だとしたら、これまでの暴言を撤回し謝罪しよう



ところで私はポエマーをターゲットにした

"できる"人間は「遺書」を書く

**SNSでいいねを稼ぐ効率的な方法 **

という新しいビジネスを思いついたので
この辺で失礼します


おわり


#遺書 #エッセイ