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泳げこいのぼり被災地の空に 重富と3.11 ⑫

ビールを注ぎながらビールを継ぐ「麦酒伝道師」を目指している重富です。
これから少しの間「重富と3.11」について振り返ってみようと思います。「地震・津波」についての内容や映像が出てきます。

昨日、出逢った住職さんにお話した一言が、このような形で繋がりました・・・・本当に 感謝の 出来事でした。

感謝の意味を含めて、もうすこし詳しく昨日の経緯を・・・・
こいのぼりの設置作業を進めている時に、
1人の 青年が 近づいてこられました・・・

お話しを伺うと・・・
横浜のお寺の住職さんでした。
徳恩寺(横浜市)

避難所をまわって、落語をされているとのことでした。
今回のプロジェクトの経緯を話すと、とても感銘をうけられたようで
「なにかお手伝いすることはありませんか?」とのこと

私は「こいのぼりが沢山あるので、他に掲げる場所があれば教えてください。」そうお話しをしました。住職のボランティアさんはこいのぼりの写真を撮影して次の避難所に移動されました。

ほんの一時間してから、住職から電話がありました。

「湊小学校にお話しをしましたので行かれてみてください」と
本当に感謝です。

ご住職も キッズのゲンさんも、ボランティアセンターの方にも・・・

ボランティアセンターでは、様々な活動があります。
緊急性を有する事もたくさんあるなか、

『広島の皆さんのお気持ちを配りましょう』 

どうして、こんなにまでも皆さんの気持ちが温かいのか・・・
がれきに覆われた「石巻」だからこそ、皆さんの気持ちの「温かさ」をとても強く感じたのだろうと思います。

皆さんの 気持ちで 今回の活動ができていること
そして、こいのぼりと一緒に「ココロ」を届けてくださった
多くの方々の為にも・・・

一匹も、一か所でも多くの場所にこいのぼりを掲げようと
気持ちを新たにした瞬間でもありました・・・

「こいのぼり」が燃えてなくなればいいという悪魔のような気持ち

消えてなくなったわけではありません・・
逆に、強くなっている感じもあります

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次の候補地、湊小学校に向かう道の途中で
ダンプカーが道の途中に止まっていました

車のタイヤあたりにお兄さんがいます
なにかの トラブルだろうか・・・

そのトラックを、横目に見ながら、通り過ぎました

バックミラーに映る トラックを見ながら・・・
思わず ブレーキを かけました。

戻ろう!  トラックを停めます。

路肩に停車されていたトラック。
その服装からボランティアさんだと直ぐにわかりました。

「どうかされましたか?」と声をかけました。

2連ある後部のタイヤとタイヤの間に木切れがはさまって
とれないとのこと…

被災した木材が、挟まったようです。
竜二と2人、手伝いを始めました。

木切れは奥深くはさまっておりなかなか取れません。
押しても 引いても びくともしません・・・

半ば あきらめかけていたときに・・・
広島からもってきた工具の中に「のこぎり」がある事を思い出し・・・

すこしづつ 切り取る作戦に! 3人でなんとか木切れを撤去!

3人でハイタッチとハグで喜びを分かち合いました。

「どちらに行かれるのですか?」との質問に
「湊小学校にこいのぼりの設置のお願いに行く途中ですと…」伝えました。

 すると…

「湊小学校のボランティアリーダーをしっています。Sさんを訪ねてください」と、とてもありがたい言葉とドリンクをもらいました。

トラックは 湊小学校へ 向かいます

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その⑬につづく・・・・