「失われた30年」への違和感
こんばんは。
少し前から耳にする機会が急激に増えた「失われた30年」。バブル崩壊後の1990年代初頭からの経済低迷、景気の横ばいを指す言葉です。
この失われた30年の原因と対策について議論を交わす番組を見るたびに違和感を感じるんですよね。今日はそのもやもやの原因が何なのか、文章化しながら心?頭?の整理をしてみます。
予測が難しいことを結果論で話す
経済は無数の要因が複雑に絡み合って成り立っているわけですから、予測はしても実際に予測通りに動くことは稀だと思います。
例えば、以下の画像は2022年9月の日経新聞の記事です。
急激な円安になっていた時期ですね。当時の、金融スペシャリストによる年内の相場見通しです。レンジ(幅)を見てみてください。
レンジが大きい方で、15円も開きがあります。
22年9月時点での年内のレンジ予想なので、わずか3か月以内の予想ということになります。
これだけレンジを広げてよければ、私のような素人でも予想できますし、当たる確率も高いですよね。
これは決して金融スペシャリストをディスっているわけではありません。為替一つとっても予測するのが非常に難しいという根拠を示しています。
ということは、人口の増減のような一部分での予測は可能だと思いますが、経済を一括りでみれば将来予測はほぼ不可能なんじゃないかと思うわけです。
それを、結果論であたかも自分が正しいかのようにお話しているのがいけ好かないんですね、きっと(笑)
※出演者はただ自分の意見を述べているだけだと思うんですけど、、、🙇
もちろん、反省(振り返り)が大事だということは十分理解しております。
きれいごとを述べる
出演者は大企業のトップであったり、経済界の重鎮であったりするわけですけど、「ダイバーシティ」「人材の流動化」「リモートワーク等の働き方改革」「女性の活躍」「年功序列の廃止」が重要みたいなことを言ってるわけですよ。
いやいや、あなた方ってこの失われた30年を引っ張ってきた当事者でしょ?当時はトップではないにしろ、そこそこ偉くなって物申す立場にあったでしょ?と思うんです。
例えば「転職を容易にして人材の流動化を活性させるべきだ」と強く主張している人が、新卒からの成り上がり社長で転職未経験だったりするわけです。
なんだかなー、、、です。
「実は転職未経験なんですけど、、、」とか「長いものに巻かれてきたので説得力ないんですけど、、、」とか正直に話してくれれば、逆に信頼できるというか、応援したくなっちゃうんですけどね。
大人になっても偉くなっても、かわいげは大切ですね。
結局は他責思考
「税金たけーな」とか「国会でそんな茶番劇やるなよ」とか、国に対して思うところはありますけど、「賃金が上がらないのは国のせいだ!」とは思わないんですよね。賃金上げるためには、自分で動けばいいだけだと思うので。不景気でも成功している人は成功してますし、結局は自分次第なんじゃないかと。
こういう考えなので、「失われた30年」は他責思考的な言葉に思えちゃうんです。
ただ、金利が上がれば経営にも不動産投資にも影響しちゃうので、金利があがったら国を恨みます(笑)金融緩和、万歳です!こればかりは、他責思考です🙇🙇
ということで、心?頭?を整理した上でのまとめです。
もやもやするの分かってるなら見るなよって話ではありますが、、、
「イヤよイヤよも好きのうち」です🍺
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