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『Beep21』 セガ・アーケード メモリーズ by 元『ゲーメスト』編集長 石井ぜんじ -memory03-“レース”ではなく“ドライブ”を楽しむゲーム「アウトラン」

石井ぜんじ氏のコラム第3回は「アウトラン」

『Beep21』のコラムとして
元『ゲーメスト』編集長
が連載してくれている
このシリーズも3回目。

▼第1回「ハングオン」

▼第2回「ファンタジーゾーン」

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石井ぜんじ:1964年生まれ。元『ゲーメスト』編集長。現在はフリーのゲームライター。ゲーム制作の仕事にも関わる。主な著書は、『ゲームセンタークロニクル』『石井ぜんじを右に!』『セガ・アーケードヒストリー』『シュタインズ・ゲート公式資料集』など。ゲーム関連ほか、SF、ミステリ、アニメなどエンタメ全般に興味あり。

ライターの石井ぜんじです。ここでは、昔のセガのアーケードゲームを中心に、その作品の魅力や発売された当時の状況、個人的な思い入れなどを書いていきたいと思う。

3回目となる連載で取り上げるのは、セガの「アウトラン」(1986年9月)である。本作は体感ゲームの第4弾となるドライブゲームで、筐体きょうたいには大型のデラックスタイプと、少し小型のスタンダードタイプの2種類があった(少数だがその他にコックピットタイプなども存在)。

▼参考「セガ歴史写真館」Vol.2 ~体感ゲーム秘蔵写真~

「スペースハリアー」(1985年12月)や「アフターバーナーII」(1987年9月)と比べると、筐体の動きはそれほど派手ではない。コーナーリングの際に多少筐体が傾く程度で、動きの派手さで注目を浴びるタイプではなかった。

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