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『Beep21』 宮路洋一氏がメガドライブミニ2実機体験プレイで振り返る・後編 名作群の開発秘話

【おしらせ】ただいまデザインのリニューアル中です。

10月27日に発売される
メガドライブミニ2には
メガCDの名作タイトルが収録され、
大きな注目を集めていますが

ゲーム アーツのタイトル群は当時から
どのタイトルも高い評価を受けており、
収録されたタイトルはファンからも
歓喜かんきの声が多く聞こえてきています。

以下の前編の記事では
当時の制作に携わった宮路洋一氏に
メガドライブミニ2の実機で
各収録タイトルを見てもらいつつ、
それらのタイトルがいかにして
産み出されていったのかについて
開発秘話を語ってもらいました。

今回はメガCDを代表するタイトル
とも言えるRPG「LUNAR」シリーズ
ゲーム アーツのメガドライブ参入第1作目
でもあった「ぎゅわんぶらあ自己中心派」
について、数々の秘話を語ってもらいました。
「LUNAR(1)」が最初はメガCDではなく
カートリッジで作られていたという経緯や
大胆なデバッグでのエピソードなど
メガドライブミニ2版をプレイする前に
読んでおくと、作品への理解が深まる話が満載です。

ぜひお見逃しなくご覧ください!

※本記事はこちらから読むことができます。メガドライブミニ2についての話題が凝縮された『Beep21』メガドライブミニ2臨時増刊号はここでしか読めない当時の開発秘話が満載!メガドライブミニ2関連記事をすべてご覧いただけますのでどうぞお見逃しなく!

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「LUNAR THE SILVER STAR (ルナ ザ・シルバースター)」(ゲーム アーツ / 1992年6月26日発売 / 7,800円 ※当時 / メガCD専用) ©1992 GAME ARTS キャラクターデザイン / 窪岡 俊之
「LUNAR ETERNAL BLUE (ルナ -エターナル ブルー -)」(ゲーム アーツ / 1994年12月22日発売 / 9,800円 ※当時 / メガCD専用) ©1994 GAME ARTS キャラクターデザイン / 窪岡 俊之
「ぎゅわんぶらあ自己中心派 片山まさゆきの麻雀道場」」(ゲーム アーツ / 1990年12月14日発売 / 6,800円 ※当時 / メガドライブ専用) ©片山まさゆき/講談社 ©1990 GAME ARTS,YELLOW HORN

メガCDのキラータイトルとしてRPGは必須だった

──前回までは「天下布武」の実写ムービーの圧縮展開技術が、「シルフィード」につながっていたという話も含めてお伺いしましたが、今回はいよいよ「LUNAR」シリーズと「ぎゅわんぶらあ自己中心派( ※以下 ぎゅわん自己 )」についてです。もともと宮路さんは「LUNAR」以前にRPGはまだ手掛けられていなかったと思いますが、これはメガCDにはRPGが必要だと思ったから作られた感じですか?
宮路 まさにそうですね。RPGを作った理由はいくつかあって。まずは「ドラゴンクエスト( ※以下 ドラクエ )」とか「ファイナルファンタジー( ※以下 FF )」とか、やっぱり日本の家庭用ゲーム機ではRPGが売れていたというのが前提にありました。そうすると、ロールプレイングゲームはキラータイトルになる、というのがあったんですね。僕らは「ダンジョンズ&ドラゴンズ」とかパソコン時代から遊んでいたので、もちろんRPG自体はよく知ってはいましたし、あとはアスキーで「ウィザードリィ」とかの攻略本も出してたんですが、とにかく「ウィザードリィ」が好きすぎて、本を10冊ぐらい出したほどで(笑)。

『セガハードヒストリア』取材時に見せてもらった当時宮路さんが手掛けた「ウィザードリィ」の書籍。30年以上前の当時に気づく人は少なかったかも…。よく見ると、ちゃんとゲーム アーツの名前が記載されているのがわかる。

──以前見せていただいた書籍ですね。
宮路 そう。だからそんなぐらいにやり込んでいたから、当然RPGはよく知ってはいるんですけど、遊ぶのと作るのとはまた別ですからね。でも、メガCDが出るのであれば、やっぱりキラータイトルはRPGだよね、ということで始めたタイトルが「LUNAR」だったんです。

カートリッジで作っていた「LUNAR」の真相

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