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孤独な戦士の買い物

2020.12.4(金曜日) Grounded

昨日のうすのろ日記に『突然、ヤバいという気持ちになった』と書いたが、そのヤバさが本当になってしまった。大阪に外出自粛要請が出た。家にずっといることは割と平気な方なので問題ないが、いつものように毎日買い物に出るのは不安なので、家に篭るためにの数日分の食料やら日用品やらを買いに行った。

街は意外といつもと変わらりなく、レストランにはランチを楽しむ人が多くいるし、化粧品売り場には若い女性たちが溢れていた。そんな中、慌てて買い物ににきた私は、お洒落する必要がない場所にキメキメの衣装で来たみたいな感じで、どこか間抜けでなんか可哀想な存在となっていた。それでも他の人たちのようにコロナに対して開き直る勇気もない。しかし、買い物しているうちに徐々に開き直る必要などないのだという結論に至って、最後は数日分の生活必需品をぶら下げて街を歩く私はある意味ひとり戦う戦士のような気分で最後は誇らしげでもあった。

食料品、日用品、本、夫への誕生日プレゼント...などを2時間半という短期決戦で終えて重たい荷物を両手にぶら下げて(一部配送にしてもらって)帰宅した。これで数日間はどこにも出かけなくても済むはず。夫は明日からまたリモートワークだ。四六時中一緒にいるのはちょっとしたストレスもあるが、それはお互い様なのでしょうがない。

帰宅してテレビを付けたら、コロナのニュースよりタレントさんの不倫報道会見の方を優先して報道していた。日本のマスコミの低次元さがこういうところで露呈する。不倫は大昔からある人間の習性だ。不倫してしょうがないねと許される人と絶対許されない人がいる。その差は甲斐性の差だろうと思う。このタレントさんにはその甲斐性がない。だから彼からは哀れさしか感じ取れない。その哀れな人に対して大事な放送時間を1時間以上も裂くなんて無駄な行為だと思う。

暗澹たる気持ちになるのでテレビを消す。

さて、これからの自粛生活で何をしようかじっくり考える。いろいろやりたいことがあって考え出すと楽しくなってあれもこれもやりたくなる。家の中で楽しくできることはけっこうある。とりあえず私小説を書こうと思う。年明けにここで発表できらないいいなと思う。私の人生なんて取るに足らないものだけど、そろそろ自分の人生を見つめ直してもいい年になったと思う。今書かないと思い出がぼやけてしまう。あるいは、思い出を良いように捏造してしまう。まだ思い出がリアルなうちに...よし、やろう。

ん、今日もスコラ的?

読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。