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センチメンタルから現実へ緩やかな移行

2022.2.16(水曜日) it's snowing

あらっ、雪。

思わずそう叫んでしまった。
出かけようと思ってダウンジェケットを着た瞬間に外を白いものが舞っているのを見つけた。
出かける時間を変えるわけにはいかない。雪の中を出かける。
『雪の中を出かける』などと書くとまるで雪国に住んでいるような表現だが、曇り空の中雪がチラチラ舞っているだけだ。センチメンタルにも程がある。下手な作家は物事を必要以上に盛って表現する癖がある。気をつけよう。

2週間前に受けた腹部超音波検査の結果を聞きに行く。
何も異常がないことは自分でわかっている(根拠はないが)
予約時間まで少し時間があったから、近所のカフェでお茶を飲む。
また高齢者率が高かった。
高齢者施設の休憩室のような雰囲気になっている。そこでノートパソコンを出して書き物をしている私を宇宙人を見るような目で見ている。
いずれ私も高齢者の域に達し、この人たちの仲間になることだろう。その時はどんな宇宙人がカフェにいるのか楽しみだ。その頃はノートパソコンなど骨董品扱いされて、本当に宇宙人みたいに何も持たずに交信しているのかもしれない。
心なしかカフェのBGMが古めかしい。懐かしい洋楽がかかっている。題名などは忘れたが、若い頃確かに聴いた記憶がある。

さて検査結果だが、何もないと思っていたがちょっとあった。
腎臓が拡張しているらしい。それはどういうことなのかさっぱりわからず、説明を聞いてもよくわからなかった。一時的なものだと思われるけど念のために精密検査をしましょうということになり1ヶ月後に腎臓のCT検査を受けることになった。CTは何度も受けたことがあるからどうってことない検査だけど、腎臓が悪いって言われたのは初めてだ。いろいろ弱ってきている証拠だなと思った。

CTは1ヶ月後。
病院関係のスケジュールばかりがどんどん溜まっていく。

雪は降ったりやんだりだった。

読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。