二死が蜂

思い出したら見に来てね

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と共に

風は、僕らの頬を撫でたりなんかしない ただ、無機質に僕らの横を通り過ぎるだけだ 冷たい風が吹き始めた 彼らに感情なんてものはなくて、神様の作ったこの丸い星の仕組みで、そうなっているだけだ この季節になると、みな口を揃えて「人肌恋しい」と言う 肌寒いこの季節を、身を寄せ合ってお互いを暖め合う存在がいることは、素晴らしくて、幸せだと思う 僕らは1人だ 1つだけの心臓と、1つだけの心を持ってこの世に生まれた僕らは、大切な1人を見つけようと、愛する1人を見つけようと、それが混ざり

    • 上書き、誤字脱字に二重線を引いて書き直す 塗り直し、ミスタッチに白色を重ねて描き直す 弾き直し、リズムを取り直してもう一度弾く 探すと、見つかる 剥がれると、見つかる 聴かれると、見つかる 積もる 積もって どこに届くのか どこへ届けるのか 果たして届くのか 積む

      • コーヒー、キッチン、朝6時

        どうしても寝れない日が続いている。 今日は幸い何も無いが、バイトだったり、予定がある日でも遅すぎるくらい遅くまで起きている。 どうしても寝れないので、コーヒーを淹れる事にした。 コーヒーというのは、不思議と何かのついでになることが多い気がする。 運転中だとか、仕事中だとか。僕自身も、読書のお供にする事にした。 コーヒーを淹れる時間というのは、僕の人生の中でもかなり心地いい時間だ。だけれど、皿洗いはその限りでは無い。 僕はやらなくてはいけないことを後回しにする癖がある。これ

        • 音楽は心の記憶媒体だ。最悪だ。自分も、君も、あいつも。 覚えたくなくても全部覚えてしまうじゃないか。 染み付くなよ、剥がれてよ。 消えないでよ。

        • 上書き、誤字脱字に二重線を引いて書き直す 塗り直し、ミスタッチに白色を重ねて描き直す 弾き直し、リズムを取り直してもう一度弾く 探すと、見つかる 剥がれると、見つかる 聴かれると、見つかる 積もる 積もって どこに届くのか どこへ届けるのか 果たして届くのか 積む

        • コーヒー、キッチン、朝6時

        • 音楽は心の記憶媒体だ。最悪だ。自分も、君も、あいつも。 覚えたくなくても全部覚えてしまうじゃないか。 染み付くなよ、剥がれてよ。 消えないでよ。

          人肌恋しい冬が来る でも君がいるから人肌愛しいね 服も思い出も重ねよう 鈴の音と一緒に僕らの笑い声も響かせるんだ

          人肌恋しい冬が来る でも君がいるから人肌愛しいね 服も思い出も重ねよう 鈴の音と一緒に僕らの笑い声も響かせるんだ

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          僕らが死ぬまで続く未来 たくさんの当たり前と たくさんの特別を 迎える準備をしていよう 新しいフォルダを作成してね 容量も増やしておこう 君の横顔、2人の写真、見える景色 いつでも分かるように 綺麗に並べて入れておこう 名前をつけて保存 僕らが続いて増える過去 変わった見た目や 変わった日常を 2人でずっと、懐かしもう 削除したフォルダは一つもない 容量はまだまだ足りないね 僕の変顔、2人の動画に、歩いた道のり いつみても変わらないね 散らかったお互いの部屋 名

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          ちょっとだけの幸せは、 無くした片方の靴下が見つかる事。 コンビニのホットスナックを食べる事。 あなたとの日々が、続く事! もう少しだけ欲張ると、 カバンから出てくる小銭とか、 スーパーでお寿司を買ってみるとか、 あなたとデートで楽しめるとか!

          ちょっとだけの幸せは、 無くした片方の靴下が見つかる事。 コンビニのホットスナックを食べる事。 あなたとの日々が、続く事! もう少しだけ欲張ると、 カバンから出てくる小銭とか、 スーパーでお寿司を買ってみるとか、 あなたとデートで楽しめるとか!

          線香、蝋燭、それと棒アイス

          マッチで火をつけるのが好きだった。 火を怖がっていない自分が少しかっこ良く思えたし、何よりも、マッチが消えた時の火薬の匂いが好きだった。 当たり前がどんどん進んだ今だから、そう思えたのかもしれない。 たまには当たり前を失うのもいいと思えた。 蝋燭って偉大だと思う。 電気のない部屋に灯る淡い光。 見えるものは少なくなるけど、その分俺たちの言葉が、音が、明瞭に映し出される。 この光はきっと、俺が生まれるよりずっと前から、ずっとずっとずっと前から、誰かの街を、部屋を、闇を照ら

          線香、蝋燭、それと棒アイス

          手は下、ロセン、そうして描いて

          星の見えない夜は、空を見たってしょうがないから 狭い寝床、ここはロフトだから、夏は暑い。 重なった足や腕は、君の体温でもっと暑い。 明かりといえば、エアコンのランプくらい。 開いた瞳孔は、この部屋の暗さと同じくらい暗くて、輪郭を見分けるのに精一杯だった。 不器用な僕が唯一鳴らす事が出来るのは、言葉を伴う音楽だ。 君の耳に、届けられたらいいと思う。 真っ暗な夜だから、耳に星をつけたんだ。 君が欲しがってたから、手の届く所に。 僕の手はいつも下にある。 君は上に立ってる

          手は下、ロセン、そうして描いて

          し、うた、そしてことば

          僕は詩というものが嫌いだ。 だって、何が言いたいのかうまく分からないんだもの。 分かりやすくうたってほしいな。 君たちが誰に、何を、どうして伝えたいのか知りたいから。 いや、やっぱりそのままでいいよ。 君たちのことばの行き先なんて、生まれた訳なんて、知らなくたっていいから。 だってほら、そんなもの知らなくても、こんなに綺麗なんだから。 君の言葉が、拙く、そして丁寧に紡がれて詩になって、詞になるといいな。 そしたらさ、僕に歌わせてくれないかな。 こんなに綺麗な言葉

          し、うた、そしてことば

          音楽、友人、それと

          そこそこの高校を底辺の成績で卒業した俺。 音楽以外できないと自分に言い聞かせて嫌いな勉強から逃れてきた。 毎日流れてくるインスタのストーリーに混じった、逃げなかった友人たちの楽器を担いだ姿を見て思う。 ここにきて何を成そうとしているのか? 本当にここに来る必要があったのか? 普通の進路で、普通に就職したとしても、音楽は俺のそばにあったんじゃないか? 今俺の周りにいるのは、俺より足が早くて、体力があって、熱い心を持った友人たち。 彼らは全速力で、スタミナの続く限り、自分の

          音楽、友人、それと

          累積と取り下ろし、整列

          僕は日々、文字を積み上げています。 この記事を読んでくださる方々にも、共感をして頂けるのではないかと思います。 浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返す、泡沫のような文字達を、選び、組み合わせ、積み上げるのです。 ここでは、積み上げた文字達を一つずつ下ろして並べ、言葉に、文章にしたいと考えています。 果たして、意義を持たせることが出来るのかもわかりません。 拙い言葉の羅列に見えるかもしれません。 それでも、僕の文字が、言葉が、文章が、あなたの日常に少しでも溶け込むことができた

          累積と取り下ろし、整列