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不登校と家庭危機

不登校が始まったとき、家庭は大混乱でした。悩み、苦しみ、夫婦で口論し、家の中には重い空気が漂っていました。隣の部屋で勉強している、学校に通えている兄弟がいるにもかかわらず、不安や苛立ちからお互いを傷つけてしまいました。

「どうしてうちだけこんなことに…?」という思いが常に頭をよぎり、もっと穏やかで楽しい家庭に戻りたかったのに、焦れば焦るほど沈んでいく感覚がありました。不登校という現実に直面し、私たちの家庭は危機に瀕していました。

でも、今振り返ってみると、あの時の混乱や不安は、今に繋がるための大切なプロセスだったのかもしれません。家庭がバラバラになりそうに感じたけれど、実はそれをきっかけに、家族全員で新しい形の「家族のあり方」を模索することができました。

今は情報がたくさんあります。そして、不登校は決して「終わり」ではありません。それどころか、家族としての成長の一歩になることさえあります。まずは親が過度な不安を抱えすぎず、リラックスすることが大切です。そして、孤立しないでください。同じ悩みを持つ親や専門家と繋がることで、少しずつ気持ちが軽くなり、道が見えてくるはずです。

家族は必ず回復します。不登校は、一時的なものです。家庭がもっと穏やかで、愛に満ちた場所になるための時間かもしれません。焦らず、一歩一歩前に進むことが、私たち親にとっても、子どもにとっても大切です。そして、何より「今ここにいる子ども」の存在を大切にし、信じてあげること。それが、家族全体を支える力になると思います。

一緒に乗り越えましょう。未来にはきっと明るい光が待っています。


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