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おひとりグルメ|神戸三宮「台湾屋台めし BaDouYau」
神戸三宮で、本格的な台湾の屋台メシを食べたくなったら、北野坂に向かって歩いてください。
山に向かって歩いて、最初の交差点をすぐ左に曲がって、今度は右に曲がりましょう。しばらく歩くと見えてくるのが、今日のお店です。
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今日のお店は「台湾屋台めし BaDouYau」さんです。
雑居ビルの階段を上がり、ドアを開けると、そこは台湾でした。
だって、台湾から来られたご夫婦がお出迎えしてくれますからね。
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実は、今回は2回目の訪問になります。というのも、前回は「ルーロー飯」を頼んだのですが、その時にどうしても気になるメニューがあったので再訪したわけなんですね。
軽くメニューに目を通して、注文したのがこちら!
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写真を見て「おや?」と思った人も多いのではないでしょうか。
普段、目にするルーロー飯というと、角煮を細かく刻んだものが多いですが、今日のルーロー飯は、ドカンと角煮そのものが乗っかっています。
それを話すとルーロー飯戦争の話になってしまうのですが、それに関する話は後にするとして、まずは食べていきましょう。
いただきます!
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まずは、店員さんから「熱いので注意してくださいね」と言われたスープから飲んでいきます。
本当に熱い! でも、冷えた身体が温まります。
なにせ、この日の気温は12時だというのにひとケタでした。瀬戸内の人間には寒すぎる。
こちらのスープ、ゴマ油の香りが素敵で、とても食欲をそそります。ところで、中にミョウガらしきものが入っていたのですが、これは何のスープなんでしょう?(それでグルメ記事を名乗るな)
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次に付け合わせを少しいただきます。
一番右のキュウリですが、こんな見た目なのに味が甘いです。甘酢的な味付けですね。この甘さ、癖になる感じ。これでビール飲みたいわん。
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そして、気になってる角煮をいただきます。
これが、意外に脂っこくない!五香粉の香りがふわっと広がって、見た目に反してサッパリとした味わいです。すいすいと箸が進んでしまいます。
煮汁が染み込んだご飯も、ありがちなクドさが全くありません。一体、どういう調理をしているのか、気になります。
そして、この煮玉子! 実に嬉しい。煮玉子ってテンションが上がるよね。分かるよね?
私が入店したときは、休日のお昼時なのに誰もいなくて不安だったのですが、いつの間にか、ソロの女性客が4名ほど入ってきています。しかも、全員がこの台南ルーロー飯を頼んでいる様子です。
角煮が乗った方のルーロー飯、珍しいですもんね。
さて、ここでルーロー飯戦争について、関西人が簡単に説明します。
このお店によると、よく見る甘辛く煮込んだ豚肉のそぼろが乗ったご飯は、台湾北部の人が「ルーロー飯」と呼んでいるものだそうです。
何を隠そう、私が前回頼んだルーロー飯は「台北ルーロー飯」だったのです。これはこれで美味しかった。
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一方で、台湾南部の人は、今日のお店のような、豚の角煮が乗ったものを「ルーロー飯」と呼んでいます。しかも、南部の人は、豚肉のそぼろがのったご飯のことを「肉燥飯」と呼んでいるんだとか。
つまり、大阪と広島でお好み焼き戦争をしているのを、台湾ではルーロー飯でやっているということですね。しかも、日本よりも複雑な感じで。
見た目だけでなく、呼び方まで違う……これは戦争になるわ。
日本でルーロー飯と思っていたものが実はそもそも料理名も違うわ、台北(北台湾)と高雄(南台湾)とで、指す名前も違うわ。それが台湾人同士で深刻な争いの火種になっている事を描こうとしたのだけど、あまりに複雑怪奇でガチの紛争事案だった事が分かり断念。ノート1頁で表現しきれるものではなかった。 pic.twitter.com/pm3gdI95sb
— なぐも (@nagumon) May 28, 2018
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では、最後は甘いもので平和的に終わりましょう。
謎の豆のスイーツです。氷が入った甘い豆と、もちもちした何らかが入っています。甘くてもちもちして、めっちゃ美味しいです。
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ごちそうさまでした!
台湾屋台めし BaDouYauは、各線三宮駅から徒歩5~10分です。
JRの場合は西口改札が、阪急の場合は東口改札が便利です。
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