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おふねオタクがGWに船に乗って瀬戸内海をぐるぐるする(前半戦)

船旅というのは非日常感があって、とても楽しいです。
それとは別に、世の中には御船印帳というものがあひます。これは御朱印のおふねバージョンで、フェリー会社がそれぞれのフェリーをデザインした御船印を用意していて、おふねオタクはこれを集めろ!というものになっています。

ということで、御船印集めと船旅が悪魔合体した結果!
2日で6航路の船旅をすることになりました。
(人はそれを船旅とは言わない)
度を越してはいけないって、学校で習わなかったのかな。

前半戦のルートは以下のようになります。

生産性が感じられない旅程



1隻目 おりんぴあどりーむせと(新岡山港〜土庄港 国際両備フェリー)


まずは、岡山県は新岡山港と小豆島の土庄港を結ぶ「おりんぴあどりーむせと」に乗船しました。

2019年5月1日に就航の新し目の船です
岡山駅からバス代・フェリー代込みで1,400円で小豆島まで行けるのは優れている

さて、この船のデザイナーはかの有名な水戸岡鋭治さんです。
水戸岡鋭治さん、実は岡山県出身なんです。だからフェリーの設計もしてくれたんですね。
水戸岡鋭治さんらしく、非常に遊び心に溢れたフェリーになっています。

船上に線路を敷いてチャギントンを走らせる図
瀬戸内海の海風に当たりながらブランコに揺られる図はインスタ映えする

もちろん、景色の面でも優れています。瀬戸内海らしい、多島美に溢れた景色を楽しむことができます。

右手に見える島は豊島、瀬戸内国際芸術祭の舞台のひとつです
四国フェリーの「第七しょうどしま丸」と反航しました
船は行く 誘い風に乗って
フェリーの航跡が好き

穏やかな瀬戸内海を進むこと1時間10分で、小豆島は土庄港に到着します。
揺れはほとんどなく、エンジンの振動や騒音も静かで、とても快適に過ごすことができました。船内にはおしゃれなカフェ(うどんも置いてある)がありますので、食事を楽しみながら移動することもできるでしょう。

土庄港では第一しょうどしま丸(高松港~土庄港)と
フェリーてしま(宇野港~豊島~土庄港)がお出迎えしてくれました


それではお昼ごはんタイムです

土庄港をぶらぶらしながらお昼ごはんにしましょう。

お昼ごはんは、土庄港近くの「おおみねのうどん屋さん」でそぼろうどんを頂きました。
地元香川と小豆島の食材をふんだんに使用しています。
小豆島は「からかい上手の高木さん」の聖地でもあります
土庄港のアート作品「太陽の贈り物」
港でぼんやり過ごしていると、それぞれ高松と岡山に旅立って行きました


2隻目 マーレてしま(土庄港~宮浦港 小豆島急行フェリー)

さて、2本目は瀬戸内国際芸術祭の開催期間中にのみ運航される、臨時便です。アートの島として知られる直島の、メインの港である宮浦港に向かう高速船です。

旅が始まるんだ 胸が弾けるんだ
乗船には乗船券のほか、整理券が必要です

この船は高速船で、土庄港から宮浦港までおよそ23キロの航路を、わずか45分で結びます。GPSから速度を測定してくれるアプリを眺めていたところ、最高で時速40キロメートルほど出ていましたので、船としては速い部類に入ると思います。そして、瀬戸内海のくせに揺れます。

座席がめっちゃ良い質感の「みらい」と反航です
豊島の棚田を望む
あっという間に直島に到着です


3隻目 なおしま(宮浦港~宇野港 四国汽船)

軽い気持ちで直島に行ってみたところ、私は面食らうことになりました。
ここはアートの島・直島ゴールデンウィーク瀬戸内国際芸術祭の会期中。こんなに混雑していました。

謎アートに群がる人
赤かぼちゃに群がる人
フェリーに群がる人

中には、ツアーで訪れている団体さんもいました。
こういう現代アートって、カメラを首からぶら下げた胡散臭そうな人とか、変な髪色で髪型の胡散臭そうなカップルとか、そういう人種が分かった顔をしながら鑑賞するものじゃないんですか。
と、こんな事情があって、ゆっくりと写真を撮る暇がありませんでしたので、以前に撮った写真でお茶を濁すこととして、前半戦は終了となります。

姉妹船「あさひ」との反航
島と島の間を抜けていきます
カモメがフェリーを風よけに使います
高速船とすれ違い
瀬戸内国際芸術祭、春会期は5月18日まで。
お疲れ様でした。またのご乗船をお待ちしております。

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