文学フリマ東京後記

11月11日、エッセイZINE「ママになるつもりはなかったんだ日記」を持って文学フリマ東京に出店してきました。

「ママ」の圧がすごい

ありがたいことに持って行った60冊は完売、たくさんの方とお話できて本当に楽しい時間でした。

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10年ほど前から友人とリトルプレスをつくったり、5年前には同じく友人とZINEをつくって文学フリマに出店したりと、これまで自主制作で本をつくる機会はたくさんありましたが、自分の名義で1冊つくるのはこれが初めてです。

最初は全部ひとりでやり切ろうと思っていたものの早々に諦め、結局はたくさんの方の力を借りることになりました。

デザインをしてくれた小林誠太さん、装画を描いてくれたのがみもゆこさんはもちろん、友人知人に原稿のチェックをしてもらったり紙の相談に乗ってもらったり。本の半分以上が、私ではない人の力でできています。

本をつくるにあたっての裏テーマは「卑屈にならない」ということでした。こんなの誰が読むんだろう？とか、私ごときに時間をとって協力してもらうなんて申し訳ないとか、そういう考えは一旦全部傍に置いて、これは絶対に私自身がつくる意味があるのだ、今誰かの力を借りてでもつくらなければいけないものなのだと信じ込んで全力でやりました。

そうしていると、全力で協力してくれる人がいるのだと知りました。今回助けてくれた人に今後なにか困ったことが起きたら、私は迷わず駆けつけます。

たかが数百部のZINEかもしれないけれど、今回ブースで一人ひとりとお話して「ママ」のレッテルやイメージについて思うことがある人はたくさんいるのだと知り、小さくともそういう話ができる場を作れたのは意義のあることだったんじゃないかと思います。

来てくださったみなさま、本当にありがとうございます。ものすごく広い会場の中で見つけてもらえたこと、とてもうれしく思います。

6年後に「続・ママになるつもりはなかったんだ日記」、さらにその6年後に「ママになるつもりはなかったんだ日記Final」を出せたら、ちょうど上の子どもが成人するタイミングでシリーズが完結するなあ……と妄想がはかどっていますが、まずはこの1冊をちゃんと届けていきたいです。

オンライン通販を始めたので、もしよかったらこちらもご覧ください。

https://beck0902.base.shop/items/79953822

急に寒くなって怯えていますが、風邪をひかずに乗り切りたい……。みなさんもどうぞ体調にはお気をつけて！
おやすみなさい🌙