夢の中の赤いペンキを被った立派なお堂には2回出会っても辿り着けない話


夢をよく見る
そしてその夢をよく覚えている
起きて覚えている間に言語化して再記憶する
その部分だけ記憶することができる
日記に書いたり人に話したり
最近は夢占いで検索したり

夢って面白いもので
人によって見る世界が異なるらしい
私が見る夢の世界は
現実のように自分の意思で動いて
現実のように色彩豊かな世界
母は三色しかない世界らしい
他にも白黒だったり、目線が第三者からだったり
深層心理に関わりがあるのかもしれないけど
難しいことはよくわからない

誰かに話したことがあるかもしれないけど
私にとって世界は二つある
現実と、夢の中と
なんだか精神病患ってる人みたいだけど、笑
これまた本当だから仕方がない

夢の中で全く同じ建物に2回訪れたことがある
赤ペンキのシャワーをかぶった平等院鳳凰堂
白いコンクリートの上にそびえ立っている
人のいる気配は無く、閑散としている
しかしその鳳凰堂の前には深い谷底がある
建物に並行に刻まれた暗い谷
向こう岸へたどり着くには
木のツルで出来た細いトンネルを抜ける必要がある
一般よりやや小柄な自分でも進むのがやっとである
下を見ると隙間が漆黒に染まっている
横を見ても真っ暗である
そしてこのトンネルが思ったより長い

やっとのことで向こう岸に着くところで
そのトンネルは前方と下方に分岐する
見えているゴールに着く前に
見えない途中箇所を確認したい衝動に駆られて
下方へと進んだ
その先には

年季の入った薄暗いレストランがある
ざっと見渡して客席は20席ほど
壁には鏡が貼られており
空間がどこまでも続くような錯覚に陥る
ドアを開けて入ってすぐ右手の机に
1人の不思議な先客がいる
頭に大きな金魚鉢を被り、そこで赤い金魚を飼っている
呼吸がどうだかは忘れた
ただ、とても肌が白い
そして服も白かった気がする

という場所に2回訪れているのだが
2回とも鳳凰堂に行かずに地下のレストランに寄る
そこからの記憶は思い出せない

これが何を意味するのか全くわからないけれど
この夢は特に鮮明に記憶されている
他にも思い出せば書けるが
多くの夢を細やかに記録すると
それこそ精神が狂うと耳にした事があるので
また日を改めて書くことにする

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