あべ

古着のおすすめとか、たまに批評とか。中身は曖昧。

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最近の記事

お大事に。

職業柄、学生さんからよく欠席の連絡をもらう。 「風邪で休みます」 「それは大変、お大事に」 ありふれた会話だ。大体「お大事に」以降、返事はない。私も公欠処理をした上で、翌日には忘れている。 欠席連絡だけじゃない。病気の人を見れば、私たちはとりあえず「お大事に」と言っておく。相手を心配してないわけではない。ただ、どっちかというと、そう言っとけばいいだろうという安心感の方が強いのではないだろうか。 この「お大事に」には、わたしたちの病気の「普通」が詰め込まれているように思う。

    • 言葉

      明日の研究会の準備をしてます。とは言うものの案の定行き詰まり、こうしてブログを書いてみたりしているわけです。 僕らは、ビデオで撮ってきた会話を細かく書き起こして、それをあーでもないこーでもないといって研究材料にしたりする。とは言うものの、本当のところ、言葉にはどれだけのものごとが込められるのだろうと思ったりもする。この人の言っていることは、ほんとうはこんな意味なんじゃないか、なんてよく思う。 ビデオを見ていてよく思うのは、人はまあよく喋るってことだ。書き起こすのが嫌になる

      • 手帳

        #昔にかいたブログに書いた文章をnoteにまとめてます 目新しいものが好きだ。こんな性格は、間違いなく母から受け継いだのだと思う。 ある日、学校から帰ると、母が高圧スチーム的な洗浄機を開封していた。通販でよく見る水圧で汚れ落とすやつ。使ってみたら思ったより汚れが落ちず「なんやこれ」ってなった。でもなんかそれが面白くて、みんなで「ただのみずでっぽうやんか」とかいってゲラゲラ笑っていた。 母がそんなんだから、家はモノで溢れてた。ただ、なんとなくだが、いらないものは1つもなか

        • 引越し

          コロナが大変ですね。私はだいたいこの時期に喘息で咳き込むんですが、外出すると病原菌のように見られます。早く収束することを願うばかりです。 さて、いい加減に放置癖をなんとかしたいところですが、春だしヒマだしで、再開します。というのも、中の人は長いこと大学院生だったわけですが、ついに学生じゃなくなるんですね。内実はもうちょっと続けるんですが、肩書上は無職になります。やばい。この世のわりとやばい方の人々に入ると思います。といってジタバタしてもなにも始まらないし、巷ではコロナがもっ

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        • test
          0本

        記事

          「勉強の哲学」と「教誨師」、あと言語とか体験とか

          12月後半入ってから寒いからかあんま元気がなくて何もやる気が起きなかったけど、徐々に回復してきた。とはいえ締切の原稿にいきなり取り組むとまた元気なくなるかもしれない(言い訳)のでとりあえず文章を書いてみる。 最近古着のこと書いてない。とりあえず多くの服を整理して売ろうと思っている。結構着てない服とかもあるし、最近小太りの最善解がなんかわかった気がするので、そっちの方向にシフトしていきたい。その辺りはまたふざけた記事を書くつもりだ。 元気がなくなってから読んだ本が以下の2冊。

          「勉強の哲学」と「教誨師」、あと言語とか体験とか

          異なる世界線と接続すること

          先ほどから以下のクラムボンの曲を聞いてたらあまりにエモい気分になったので、ちょっと文章に残しておこうと思い立ったけどでもたぶん明日の朝には消すんじゃないかこういうエモ系の文章って大体振り返れば恥とか思いながら書いてます。 いや、この曲はやばい。クラムボンがやってくれた。 もちろん、曲としての良さもある。クラムボンお得意の背後にあるくりかえしのリズムに複雑な音が交差する構成。これが独特の奥行きとふんわりとしたリズム感を作り出す。葉桜の季節そのものみたいな曲だ。 それにした

          異なる世界線と接続すること