見出し画像

美容師として必要な能力とは。

美容師の仕事というと、真っ先に技術、手に職と思い浮かぶ人が多いと思いますが、多くの美容師さんにインタビューしてきて良く言われるのが「技術だけではなく、人間性をを高めることが大事」と、人間性を強調される人が本当に多いです。美容師さんは指名されてこそ価値があります。リピーター、顧客、とも言いますが、毎月のように自分を指名して通ってくださるお客様がどれくらいいるかが、売上をあげる上でもとても大切です。

その指名される条件に、技術力プラス人間性が大事ということです。
人間力という言葉が使われる事もあります。

自分がお客さんとして美容室に行った時の事を思えばすぐにわかりますよね。またこの人にお願いしたい、と思わなければなかなか指名まで行かないと思います。人柄や感じが悪い人だったら2度と行きたいと思わないでしょう。

では人間性とはなんでしょうか?
人間性とはその人の人間的な性質、つまり思いやりの心・気遣いの心、愛情など人間の内面のことを指すといいます。
人間性のある人とは、一般的に他者への気遣いが出来たり、思いやりの心がある人のことを指します。以前、生き抜く力について話した時に「利他の心」の大切さを紹介しましたが、他社への気遣い、思いやりは、まさに利他の事をいっています。
一方、人間性がない(人間性に欠けている)人は、他者を配慮した行動が出来ず、自己中心的な考えをする人のことを指しています。

また人間性以外にも、いえ人間性に含まれるかもしれませんが、
コミュニケーション能力も必要と話す美容師さんは多いです。

お客様との会話も大切な仕事です。最近は話すのが苦手や面倒臭いと感じる少ないないようで、特にコロナでマスク生活になってそういう人も増えているかもしれません。その結果「無言」というメニューを用意する美容室もあるようですが、そういう所はおいといて、
一般的にはお客様と会話することが必要で、どんな会話をするのかも、この人にまた会いたいと思うか、会いたくないと思うか、の分かれ目になると思います。

ユーミンの経験ですが、私は美容室では本を読むことが多いです。ある時も本を読んでいたところ「なんの本を読んでいるんですか?」とのぞきこむように聞かれました。「マーケティグの本ですよ」と正直に答えました。そうしたら「へー、難しいそうな本ですね。マーケティングってなんですか??」と聞いて来まして、読むことを中断されてしまい非常に苦々しい思いをしたことがあります。

まずこのケースの場合は、美容室で本を読むという事は、私の場合は時間を有効活用する為に本を読んでいます。また、話す気分じゃないので本を読んで話しかけられないようにしたいという人もいるでしょう。
ですので、美容室で持ち込みの本を読んでいる人に、無駄に話しかけるのはNGだと思いますよ。

また、もしこの美容師さんが「マーケティング」を知っていたら話は別の展開になるでしょう。「マーケティング」という言葉、知らない学生さんも多いと思いますが、

私も経営者の端くれですので、ビジネス書をよく読みます。私のように会社を経営していたり、会社員の方でしたら、このようなビシネス書を読むお客様は結構いらっしゃるのではないでしょうか?

ですのでビジネスに関する用語やその意味などは知っておくと、あっ、この子若いのによく勉強しているな、とポイントが上がると思います。

また、逆の話で、32歳のママ美容師さんが言われていたのですが、たまに女子高校生の指名が入るそうです。また、自分よりうんと年下のお客様も持っていらっしゃいます。そのため女子高校生や若者が好きそうな韓国ドラマやアニメなどは一通りチェックしているとの事でした。

このようにお客様の層に合わせて美容師さんはコミュニケーション能力や勉強、といおうか必要な情報を収集して知識をつける事が大事だと思います。

学生時代は社会人に比べると自分の自由に使える時間は多いと思います。
その時間をどう過ごすかでその後の人生も変わると思います。
ぜひ、皆さんも美容以外に色々な事を知識をつけてくださいね。

以上、「美容師として必要な能力は何ですか」の質問に答えてみました。
美容師には技術以外に人間性が重要で、人間性を高める為にコミュニケーション能力も必要。そしてコミュニケーションの質を高める為に、
美容以外の勉強をする事の大切さについてお話ししました。

このお話は音声でも聴いていただけます♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?