見出し画像

足はなぜむくむの?〜むくむ原因の筋肉と解決方法〜【完全保存版】


足のむくみにお悩みの方へ向けた記事となっております。
むくんでしまう原因、解決方法をセラピストの視点、経験からみなさんにお伝えしていきたいと思います。


「マッサージをよくしてるけど全然むくみが取れない。。」という方、
マッサージだけでは足りていないのかもしれません。
むくみは、生活習慣だったり、ストレス、疲労でむくむ場合もありますが、、、

今回は筋肉が原因でのむくみについて触れていこうと思います。

それでは、なぜマッサージだけでは足りないのか、さっそく見ていきましょう!


1.マッサージだけでは足のむくみがよくならない原因

・筋肉が不足している。
・インナーマッスルが使われていない。

運動不足とも言えますね。

実際、私も足のむくみに悩んでいた一人です。
ひどいときには、朝起きて身支度をしている間に足が疲れてきて、
朝の時点ですでにむくんでいる時期がありました。
このとき、セラピストになり立てで筋力不足やインナーマッスルが原因の一つだとはイマイチわからないでいました。
本当、むくみって萎えますよね、、、

それでは、先ほどあげました
筋肉が不足している
についてお話していきますね。


筋肉不足とむくみ
筋肉は、硬くなってしまうと血流が悪くなることは皆さんご存知ですよね?
硬くなるだけではなく、筋力が弱くなりすぎても血液を送り出す力がなくなるので、
血流は悪くなり老廃物が溜まりやすくなります。
ふくらはぎは第二の心臓と言われるくらい大事なところで、
足の方へ流れてきた血液を心臓に送り出すポンプのような役割があるんです。

そこの筋肉が低下してしまっていれば、リンパの流れも悪くなり
老廃物がうまく排出されず体内に残った状態になります。

結果、カラダの疲労感太りやすい体質冷え性むくみに繋がります。

※老廃物とは・・・カラダの代謝によって作られたものの中の、不必要になった残りカスのことです。
残りカスや腸内細菌の死骸が老廃物と言われ、汗や尿、便となって排出されます。
この老廃物に疲労物質、毒素などが含まれています。

筋肉をマッサージしてもむくんでしまう場合は、筋肉不足かも?と考えてもいいと思います。
※病気を除く

次に、
インナーマッスルが使われていない
についてです。

※インナーマッスルとは・・・深層部分にある筋肉です。
深層筋はたくさんありますが、聞いたことのある筋肉でいえば
腹横筋、腸腰筋、横隔膜などです。

インナーマッスルとむくみの関係
筋肉不足と関係していますが、インナーマッスルは意識しないとなかなか使われない部分になります。
逆にアウターマッスルは、日常生活で使われやすい部分、使いすぎている部分になります。

例えば、、、

階段を昇る→太もも前の筋肉(大腿四頭筋=アウターマッスル)
上にあるものを取る→肩の筋肉(三角筋=アウターマッスル)

などなど。
普段の生活でよく使ってますよね?

アウターマッスルが働きすぎてしまうと、インナーマッスルが使われづらい状態になってしまうのです。

結果、筋肉は使われないと筋力が低下し硬くなるので血液循環が悪くなり、むくみを招いてしまいます。

インナーマッスルはマッサージではなかなか届かないところにあるので、動かした方がいい筋肉です。


2.足のインナーマッスルとは?


足のインナーマッスルってどこ?と思われる方がほとんどだと思います。

今回は、たくさんあるインナーマッスルの中の一部であり、むくみに関わる下肢の筋肉をお話していきます。

さっそく、インナーマッスルがどの部分にあるのか画像を見ていきましょう。


*後脛骨筋

後脛骨筋2


青色部分になります。
足裏の真ん中から、内くるぶしを通り、ふくらはぎの外側へと繋がる筋肉です。


主に、
足の底屈動作(足首を伸ばす動き)
内反動作(足首が内股になるような動き)

に作用します。

この筋肉が硬くなると、足裏のアーチがなくなり扁平足になります。
そうすると、足が疲れやすくなり、
足裏のクッション性もなくなってしまうので、地面からの衝撃をうけやすく
膝や股関節に負担がかかります。


*長母趾屈筋

長母趾屈筋


長母趾屈筋は、親指の裏から内くるぶしを通りふくらはぎの外側へと繋がっています。


*長趾屈筋

長趾屈筋


長趾屈筋は、親指以外の4本の指の裏から内くるぶしを通り、ふくらはぎの内側へと繋がっています。

この2つの筋肉は後脛骨筋と同じく、足の底屈、内反動作。
また、足指をグーパーの動作時に使われます。

足裏やふくらはぎって、多くの方が疲れを感じやすい部分ですよね?

この3つの筋肉を見ると、硬くなったり、使われなくなると
むくみに関連している」ことがわかっていただけたかなと思います。

また、むくみにつながるだけではなく、立つ、歩く、走るなどいつも当たり前のようにしている動作を支えてくれているのが
足指、足裏なのです。


そこの機能を低下させないためにも、足のインナーマッスルは大事なのです。


3.インナーマッスルを使えるようにしてむくみを撃退しよう!

先ほどあげました筋肉は、日常動作ではほとんど使われません。
なので、意識的に動かす必要があります。

そこでむくみ解決方法2選お伝えします!

後脛骨筋のセルフケア方法
座って足を伸ばせるくらいのスペースがあれば大丈夫です。

①左足はまっすぐ伸ばして、右足は膝を曲げ、左足の太ももに乗せて4の字のような形を作ります。

②内くるぶしから指4本分上のところ。近くに脛骨といって、内側にある骨があるのですが、
この骨から少しぐっと親指を入れると、後脛骨筋に触れます。
※下記画像の黒い線が脛骨です。
※下の赤い丸が内くるぶしです。
※上の赤い丸部分が押さえる部分です。

後脛骨筋セルフケア


③足首をゆっくり内回ししていきます。


足首を回すことで、後脛骨筋が作用する「足首を伸ばす」「足首が内股になる」この2つの動作が入ることと、
圧をかけて筋肉を刺激しているので、しっかりと後脛骨筋にアプローチすることができます。


長母趾屈筋、長趾屈筋のセルフケア方法
同じように足を伸ばすスペースがあればOKです。

両足の膝を伸ばして座ります。
手は座った時にきつすぎない位置においてください。

長母趾屈筋、長趾屈筋セルフケア


①指をグーと握ります。

②握ったまま足首を底屈(足の甲を伸ばすイメージ)させます。

③そのまま握りながら、足首を①に戻します。

④5本の指をしっかり横に開いていきましょう。
※開く時に親指が縦に開いてしまう方が多いのですが、しっかりと真横に開いていきましょう。
足のインナーマッスルがより使われます。

硬くなっていると、動かした時に足の裏がつりそうになる方が多いですが、
それは固まっている証拠です。
慣れるまでは無理をせず、一つ一つ丁寧に動かしていきましょう!

ポイント
足首を90°にする際に、足首や膝、太ももの前側に力が入りすぎないように注意してください。
膝痛やももの前側が張ってしまうので気をつけてくださいね。
頑張るのは足先だけです^^


地味なセルフケアで、狙う部位も実感としては分かりづらいところになりますが、とっても大事な部分です。

むくみ対策、カラダのバランスを保つためにも大事な筋肉です。


この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。