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江戸東京たてもの園

お久しぶりですでございます。

4/29の事ですが、時間ができたので日記にしてみます。

最近忙しすぎたので、どこかでゆっくりしたいと思った。

緑が多くてせかせかしない所

何ならごはんも食べられたら嬉しい

江戸東京たてもの園でゆっくりする事にした。

江戸東京たてもの園は東京都小金井市にある、野外博物館である。

都立小金井公園の中に設けられており、歴史的建築物を移築、保管している。


江戸東京たてもの園は年に数回のペースで訪れている。歴史的建造物の中に入れたり、実際に触ったりできるので、建築好きにはたまらなく楽しい所だ。

それに、有名な建築物の中で喫茶が楽しめる場所もあり、セカセカしないでゆっくりするには打ってつけの場所である。


ゴールデンウィーク、また昭和の日と言う事もあり、園内は親子連れやお年を召した方々、中には建築物の内部を見ながら「何もかもが完璧」と言う女子たちが複数グループ見られた。多分、自分と同じ建築を専攻している大学生か専門学生だと思う。

今までは有給や代休を使って平日の人気の少ない時間を狙って行っていたので、様々な人たちで賑わっている園内を見て少し嬉しかった。


たてもの園に行く前に、田無神社にお参りしたりしていたので少し疲れてしまっていた。園内に入るや否や、デ・ラランデ邸の中に併設されている喫茶「武蔵野茶房」でアイスコーヒーを頼み、小休憩することにした。

氷もコーヒーでできてる

デ・ラランデ邸は東京都新宿区に建っていたものを移築した洋館で、以前はカルピスの発明者として知られる三島海雲氏が住んでいた事もあり、「武蔵野茶房」にはカルピスを使ったメニューもたくさんある。

洋館内は壁紙の赤と白い天井が非常に美しく、外観の屋根の赤と白い壁をひっくり返したデザインなんだなと思った。


デ・ラランデ邸内部の武蔵野茶房
デ・ラランデ邸の外観

次に特筆したいのが「前川國男邸」である。近代建築の巨匠であるル・コルビュジェに師事し、日本国内に様々な名建築を残した建築家、前川國男が生前に住んでいた家である。

前川國男邸 外観

外観は一見するとシンメトリーで美しい木造建築に見えるが、建物内部は木造でできたモダニズム建築である。玄関と居間をつなぐ必要以上に大きな扉や南側に設置された大きな格子窓、高い天井など、先述した女子たちが「何もかもが完璧」と言うわけだなと思った。

前川國男邸の居間 右にある異様に大きい扉が魅力的
南側にある大きな開口部 天井も高い

実は前川國男邸は個人的にお気に入りで、PCの壁紙にしていたりする。何度行っても新しい発見ができる建築物だなと思った。


園内の東ゾーンは子宝湯と言う銭湯をはじめ、様々な看板建築が多々建ち並ぶ。

特に東ゾーンのメインストリートは宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」の油屋に至るまでの道のモデルとなっている。

油屋のモデルになったメインストリート
様々な看板建築

また、三省堂という文房具屋の内部は、同じく「千と千尋の神隠し」の釜爺の働くボイラー室のモデルになっているという。

三省堂の内部 釜爺が働いていそう

そのほかにも二二六事件の現場にもなった高橋是清邸や、東京の万世橋にあった交番などが移築されており、何度来ても飽きないなと思った。

万世橋の交番

ゴールデンウィーク中は園内で鯉のぼりが泳いだり、ほかにも催しごとをやっているようなので、ご興味のある方はぜひ江戸東京たてもの園へ足を運んでみてください。

東京ではあまり見なくなった鯉のぼり 風流ですな

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