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ぬいぐるみとの付き合い方

今日は大変な思いをした。

自分が大切にしているダンボのぬいぐるみ(通称ダンボちゃん)を無くしたのだ。
noteのアイコンになってるやつ。

ダンボちゃん

仕事を終えて買い物に出た時だった。(普段、在宅で仕事をしている)
いつもダンボちゃんをバッグに入れて出かけるのだが、買い物に行ったスーパーで買ったものをバッグに詰めているときに、ダンボちゃんがいない事に気づいた。

家に置いて来たかもしれないと思い家に帰るが、家にダンボちゃんはいなかった。
どこかに落として来たのだ。

今まで感じた事のないような恐怖と焦りを感じた。
取り返しのつかない事をしてしまったのだ。

急いで家を出る。
しかし、今日の東京は雨が降っており、夜になるにつれて猛烈な風が吹き荒れていた。
銀行に行った後にスーパーに買い物に行ったので、自分の歩いたあとをずっと辿ってみた。
どこにも落ちていない。

雨風は次第に強くなる。
ダンボちゃんはぬいぐるみだから、落とした時に音もしないし、サイズも手のひらサイズだから、あまり目立たない。
とうとう無くしたことに気づいたスーパーまでやってきてしまった。
どんどん焦ってくるし、これからどうやって生きていけばいいのだろうと考えるようになっていった。
(おかしな話かもしれないけど、本気で思ったのだ。)

傘もささずに勢いだけで家を出てきたので、びしょびしょになりながらもう一度来た道を辿ることにした。

しばらく歩いていると、風に吹かれて転がっている物体があった。
近づいてみてみると、雨や泥でぐちゃぐちゃになったダンボちゃんだった。
奇跡的に見つかったのだ。

急いで持ち帰って、ウタマロ石鹸でゴシゴシ洗った。
家に帰る時、汚れたダンボちゃんを抱えて「ごめんねごめんね」と何度も言っていた。

ダンボちゃんは無事に見つかり、泥だらけになっていた体もキレイになった。
その途端、一気に疲労感が出てきた。

ダンボちゃんはかれこれ20年くらい持っていて、どこに行くにも持って歩いている。
一緒に海外にも行ったし、最近行っていた北海道にも持って行っていた。
こんな年になってぬいぐるみを持って歩いているというと、ずいぶん大きな子供だなと感じるかもしてないけど、自分にとってダンボちゃんは精神安定剤なので仕方ない。
自分自身も、こんな大人になってしまった事に悩んだりしている。
他の人たちはぬいぐるみを持って歩かないだろうし。

まあ見つかったので良かったけど、自分自身の愚かさを感じたのと、今後どうやってダンボちゃんと向き合って生活していくかを考える機会になった。

無理に手放さなくてもいいと思うけど、死ぬまでぬいぐるみ持ち歩くわけにいかないしなー。
考えても答えが出ないし、考えると鬱っぽくなると思うから寝る事にする。

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