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人間関係を改善する秘訣!自分自身の価値観に気づく「相手は自分自身の鏡」

「相手は自分自身の鏡」と言われます。

私たちが他人に対して感じる感情は、
自分自身が抱えている感情や価値観を
映し出しているという考え方です。

相手に対して
「この人の行動は立派だな」
と感じることがあれば、
あなたにもそのような一面が
備わっているということ。

または、相手に対して
「この人は自己中だな」
と感じたとしたら、
もしかしたらそのような一面も
持ち合わせている可能性もあります。

ただし、ここで
注意しなければいけないことがあります。

相手の言動に対してイライラしたり
不快な思いをした場合、

自分自身の行いを振り返るために
「私にもそのような一面が
あるかもしれない」
と謙虚に受け止めることは
素晴らしいですが、

単純に
「自分にも同じ一面があるからだ」
と決めつけない方が良いこともあります。

相手の言動が
そのまま自分と同じというわけではなく、

相手の言動によって何を感じて、
それによって自分の中の何に気づくのか?

という考え方が大事です。

例えば、私は以前こんなことがありました。
職場で一緒だった同僚が、
その人の家にあるサンプル品や
その人が誰かからもらった頂き物を
「私は使わないから」と言って
私によく持ってきてくれました。

正直、私も使わないし
要らないと思っていたのですが、
その方はプレゼントする(物をあげる)
ことが人を喜ばせることだ
という価値観だったので、
好意に感謝して受け取っていました。

しかし、それが頻繁に続き
少しストレスを感じるように
なってきました。

もともと私は、
物を増やすのが嫌で
必要ないものは
すぐに捨ててしまうタイプ。

なので、
自分が欲しいと思う物以外を
もらうこと自体が好きではないんです。

つまり、このような時
「物をあげる」という
同僚の行動に不快な思いをした私が
「相手は自分自身の鏡」の
考え方により
「自分にも同じ一面がある」
ということではないんですね。

だって、私は
自分が欲しい物以外は
いらないという価値観を
持っているので、
物をあげる時は
相手の持ち物が増えてしまって
申し訳ないな、と思うくらいなので。

では、この同僚のことを
私が「自分自身の鏡」
として見た場合、
私が自分の中の
何に気付いたのかと言えば、

「相手が欲しいと思っていない物を
あげることは
相手を喜ばせることに繋がらない」
という私自身の価値観に
気づくことができたということです。

「相手は自分自身の鏡」とは、
相手の言動によって
自分の中のどんな価値観が
反映されているのか
」を
知ることができるという意味なのです。

誰かに対して感情が動いた時、
ただ「嫌だな」「不快だな」
と思うだけでなく、
その奥に自分がどんな価値観を
大切にしているかに
気づくことが大切です。


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