全ての子どもは天才になれる、親(あなた)の行動で 船津徹 著

ドキッとするタイトル。
読まずにはいられなかった。

『教育を人任せにせず、
家庭での日常の親の関わり
が子どもの未来を作っていく。』

と、この本はいう。

では、親は何をすれば良いのか?

子どもの能力を伸ばすのは、

「よい習慣」「思考力」「アイデンティティ」の確立

だった。

1.「よい習慣」は、
人間どうしてのベース=人生を決定づけるもの。

①自分を律する力をつける。

これは、年齢が上がったら急に育つわけではない。
小さい時からコツコツと日々の
関わりで育てていく。

では、
自分を律する力をつけるためには?

『衝動をコントロールする』

ー衝動の存在を気づかせる。

「なぜ宿題をしなければいけないのに、
ゲームをしてしまうのか?」

などと質問をし、
自分の気持ちについて考える。

「宿題が難しいから」
などといった理由に気づく。

次にゲームに手を伸ばしそうになった時、
立ち止まることができるようになる。


ー衝動をコントロールする意味を説明する。

「自分の話を最後まで聞いてくれなかったら
どう感じるか?」

などと質問し、

「悲しい気持ちになる」

など他者の立場から考えることを理解できる。

衝動で行動することによって、
他者にどんな影響を与えるのか、
それが自分に跳ね返ってくるのか、
それらを考えることをしつこく教える。

ー衝動をコントロールする具体的な方法を教える。

深呼吸するなど、
感情を落ち着かせる方法を教える。

落ち着いたら、
衝動の結果がどうなるのかを考えてから
行動するように伝える。


②子どもの主体性を尊重する。

そのためには哲学方針は伝えるが、
具体的な指示命令はしない。

具体的な指示命令ばかりをしていると、
言われたことはやるが、
自分で考えない。

つまり、主体性が育たない。

これは放っておくと、
「みんなの意見」に流さる子、
「自分の意見がない子」になる。

仕事が AI になっていく時代、
必要とされるのは

「自分で考え主体性を持って動くことができる人」
「自分の意見がある人」

であるのは明確である。

③習い事の継続によって特性を身につけ、自信をつける。

習い事は10年続けるつもりで始める。
継続によって自信がつく。
そのためには、親も本気でサポートする。

少しうまくしてから入れることで、
始めのやる気につながる。

子どもの持っている特性を見極め、
それを伸ばしていけるようなものを選ぶ。

学校以外の異年齢、多様な人間関係が学べる。
挫折を乗り越える経験や、
技能が上には上がいることを知り
メンタルが強くなる。

2.思考力

親の「雑談力」と「問い」が
子どもに考えるきっかけを与える。

雑談の中で、

「なぜ?」「本当?」「どうして?」

と問いかけ、
自分で考え言葉で説明
できるよう導く。

そうすることで、
以下のような力が身につく。

・記憶をたどり人に説明することで深い思考になる
・身の回りの不思議についてなぜだろうと考えるようになる
・分からないことを調べる習慣になる

3アイデンティティーの確立

「よい習慣」のベースがあり、
「思考力」の積み重ねによって
「アイデンティティ」が確立していく。

アイデンティティ確立のためには、
英語教育や ICT 教育など
子どもの興味にあわせた
様々な体験を積み重ねていく。

そうすれば、
ぶれない自分らしさである
アイデンティティが確立していく。

特に、
算数の基礎が
プログラミングシステムづくりなど、
理系思考のもとになる。

小学生時代に
家庭で算数の問題に取り組み、
算数を得意にすることが近道である。

日常生活の中で計算で遊び、
数字に強い子にしておく。

【まとめ】

「よい習慣」「思考力」「アイデンティティ」
の確立によって

『どんな荒波も越えていける自信を身につける』

希望を持って前向きに!

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