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失敗?成功?発達っ子ムスコのはじめてのキッザニア

ムスメ(小6)は4歳でキッザニアにはじめて行き、そこから5年ほど毎年のように行っていたくらいキッザニアが大好き。

はじめての時は電車の車掌ばかり3回もやって「他もやろうよ〜泣」と親に言わせたムスメも、だんだんいろいろなお仕事に挑戦するようになりました。
コロナ禍に入ってから行けていなかったので、久しぶりに行くことに。

そこで問題はムスコ。
果たして、ムスコには職業体験は可能なのか??

キッザニアの障害児向けサービス

お手伝いが必要なお子様について
アクティビティは保護者または引率者の判断による参加となります。お手伝いが必要な場合は、インフォメーションデスクにまたは、各パビリオンスタッフにお申し出ください。
キッザニアHPより

予約の時点で障害児料金を選び、受付時に手帳を提示します。
すると、「アシストカード」というものをもらいました。

ジョブカードにくっつける
裏には伝えたいことがチェックできます

これをつけていると、本来子供が1人で入るはずのパビリオンに親が一緒に入って体験することができます。
うちの子はチェックは入れてませんがユニフォームも拒否でした(泣)
キッザニアといえばかわいい制服姿が楽しみなのに!
まあしかし、無理なく参加させてもらえるのはありがたいですね。

また、マスクができない事情がある人の目印として紙製のブレスレットもつけてもらいました。

難関①コンセプトの説明が難しい

定型の子なら、「お仕事体験できるよ〜」で済むであろうコンセプトの説明。
定型の子って、なんて賢いんでしょう!?

ムスコはとりあえず電車の形を見て喜び、ぐいぐいと中に入ろうとし。
開始時間まで待機もあるので、「まだ入れないよ」の意味がわからず何度も突入。
この時点で前途多難。

車掌と運転士が選べるんですが、そもそもその違いもわからない。
運転シミュレーターを見て触りたいと言ったので運転士を選択。
しかし、制服と帽子の着用は拒否。

時間まで何とか待たせ、中に入ってスタッフさんが説明してくれるけど早すぎて当然理解できない。
(キッザニアは体験時間の枠が決まっているのでめちゃくちゃサクサク進行されます)

シミュレーターも好き勝手触りたいから「このタイミングで、こうする」というのができない。

そもそも何しに来ているのかがわからないんですよね。
お仕事の概念もわからないから単に設備を触って遊びたい。そりゃそうだ。
「場面の設定を理解する」ことってかなり高レベルなんだなぁと思いました。

難関② 進行についていけない

先ほども書きましたが、キッザニアのパビリオンには1クールの設定時間があり、その時間内で体験ができるようにがっちりしたシナリオがあります。
多少の配慮はあれども、とにかく進行が速い。
そりゃそうです。30分程度で全てを終わらせないといけないんだから。
スタッフさんは責められません。
むしろ素晴らしい進行、子供だけでこなせる考え抜かれたシナリオには毎回心から感心します。

しかし、その速さは知的の子には特に厳しい。
ゆっくり説明して、慣れて、というスモールステップが不可能なので、本人にしてみたらおもちゃを目の前にして待たされた上に、訳のわからないうちにおしまいにされる、かなり満足度の低い内容になるのでは、と思いました。

難関③ 多種多様すぎて切り替えられない

多種多様なお仕事が体験できるキッザニア。
しかし、その多種多様さがムスコには混乱のもと。
あっちには電車、こっちには消防車、その先には宅配便車と好きなものはいっぱいあるけど、触っちゃダメだし、入ったらダメだし、やりたいと思ったら人数いっぱいで無理だったり、だからといって次はこれ!と切り替えの効くタイプではない。

気になるものは多いのでキョロキョロしてましたが、入ったらダメ!とかここは無理!とか言ってるうちにどこにも行かなくなっちゃいました。

最終的に、5時間の滞在時間内で体験したのは最初の電車、ひとつだけ。。。

ムスメは慣れているのでサクサクと、6カ所くらい体験しました。

つくづく、ムスコを連れて行くのは準備不足だったなぁと反省しています。
まあメインはムスメだったわけなので、ムスメが楽しんでいればひとまずいいんですけど。

今度行く時にはもっとちゃんと準備して、考えてから行きたい。
ではどうしたらムスコも楽しめるんでしょう?

対策① 動画を見せたり、1クール見学で予習する

今考えるとムスメの時のビデオなどがあるので、先に見せておけばよかったなあと思います。
ムスメの感覚でいきなり突っ込んだのが失敗でした。
キッザニアの人気パビリオンは初動でとにかく予約を取らないとすぐに枠が埋まって体験できなくなるので、つい焦りました(^^;;
でも、ムスコのことを考えると先に動画を見せたり、なんなら1クール見学させてもらってお手本を見せてからやればよかったなあ、と。

ムスメのお手本が一番効くんですけど、ムスメがやりたいお仕事はムスコには馴染まないものがほとんどで(セリフを喋ったり)ムスメに簡単な体験を付き合わせるのもかわいそうなので、やはり他の子を見るのが早いかなと思います。

見学→体験、で最初から2クール使う覚悟で臨んだらもう少しできたかもしれないです。

対策② できそうなお仕事を先に厳選しておく

パビリオンは内容によって難易度がぜんぜん違います。
ただスタッフさんの言う通りに動けばいいだけのものから、たくさん動きやセリフを覚えないといけないものまで。ものを作る系もあれば人前で披露する系、運動能力が必要なものまで様々。

年齢や身長で区切られているものもあります。(5歳〜、120cm〜など)

それらはHPなどでもわかりますが、実は攻略本が売っています。

そういえばムスメが最初にキッザニアに行った時にはこの本を買って予習したんだった。
2人目って雑だなあ(こら)

まあ行き慣れた場所だからと手を抜いたのが失敗。
ムスコのためにあらためて予習すべきでした。
3歳から体験できて、内容が簡単そうで、ムスコでもできそうなものにしっかり的を絞ればよかったなあと。
でも電車に最初に挑戦したのはその意味ではよかったかもしれないです。難易度は高くないし、シミュレーターにももともと慣れていたので。

他にできそうなものは、何かなあ。クロネコヤマトの宅急便の車に興味を示していたし、荷物を運ぶくらいならムスコもできたかもしれないので、次はあちらに挑戦してみようかな。
また研究しなければ。

ものづくり系にハマりそうなお子さんなら、そういうパビリオンに的を絞るのもいいかも。

あと、アルバイトという設定で簡単なお仕事を単独ですることができるパビリオンもあります。
街の人にインタビューとかは難しいけど、何かを届けるみたいな小さな子もできる簡単なものもあるので、そこから始めるのもいいかもしれません。

対策③ 入場はギリギリで行く、人気パビリオンは諦める

キッザニアの入場は受付順で、入場してはじめてパビリオンの予約ができるので、早く入場しないと人気のパビリオンが締め切られてしまうんですよね。(食べ物系は特に激戦)
なので、早めに行く癖がついていて、今回も入場までにかなりムスコは場に飽きていて、入場してからも始まるまでかなり退屈していた様子。

ここを我々が臨機応変に、ギリギリに入場していればよかったなぁと。
帰りたいモードになっていたのが失敗でした。

あえてギリギリに入場して、1クール目はゆっくり見学させて、2クール目から体験(できなくてもガッカリしない)
そのつもりで行けばちょっとは違ったかも。

あと、かわいい制服姿はあきらめましょう(その子によるけど)

体験をスムーズにしてもらうことを的を絞る!

15歳までに楽しめればいっか(悟り)

まあ、そもそもそこまでして発達っ子を連れて行く施設か?という問題もありますけどね。
楽しめる子には本当に素晴らしいテーマパークだと思うんですけど、コンセプトを理解してこそかもしれない。
遊園地のように受動的なものではなく、子供が自分から能動的に楽しむテーマパークなので。

キッザニアの年齢制限は3〜15歳。
今は難しくても、ムスコも、
15歳までには理解できるときがくるんじゃないかな。(期待)

ムスメはあと3年しか行けないので、またムスコにもお付き合いさせるかもしれませんが、その時はゆっくりスモールステップで楽しませてあげたいなぁと思います。
そして、ムスコが今よりもっと成長したときには、またムスコだけでも連れてきてあげたいなぁ。

なんだかんだ、キッザニアの大ファンなのは親であるわたしなので。(笑)

その時のためにたくさん予習しておきたいと思います!

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