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11月のコラム「米粉のススメ」

11月は「米粉」について。

米粉は、離乳食から高齢者のとろみ食にも使えるお役立ち食材です。
主食(ご飯、米粉パン)や焼き菓子などの間食にも使えますし、小麦アレルギーの方でも安心して使えますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。


<米粉をおすすめする2つのポイント>

1. 体にやさしい

・原料のお米には、たんぱく質のひとつであるアミノ酸がバランス良く含まれています。粉にしたことで、主食としてだけでなく、副菜などにも使える

・小麦粉に比べて、油の吸収率が低く、揚げ物に使うと冷めてもサクサクの食感が持続。

・小麦粉より消化が良く、胃もたれしにくい。

②とろみづけ、揚げ物、生地作りと用途も広いく調理の時短にも

・小麦の代用品として、お菓子やパン作りにも。

・油分が少なく、サラサラとしていて、ダマになりにくい。そのため、ふるいにかける必要なしで、調理工程が減る。

・グルテンを含まないため、パン作りで生地をこねる必要がなく発酵時間も短く。

・小麦特有の粘りがなく、器具の手入れも洗い流しやすい。


<米粉を選ぶ2つのポイント>

1.用途に合わせて選ぶ

米粉は粒子の細かさや米に含まれる成分によって適した用途(菓子・料理用/パン用/麺用)があるので、パッケージの記載を参考に選びましょう。

2.グルテンの有無をチェック

パン用米粉には、小麦粉由来のグルテンを使用しているものがあるので、グルテンフリーの表示を確認しましょう。


<米粉の活用例>

とろみづけ

ホワイトソースやあんかけに。米粉を水などで溶き、煮汁に入れて混ぜながら加熱。小麦粉よりダマになりにくくなめらかです。


揚げ物

天ぷらやから揚げ、ムニエルに。油切れの良いので油の節約にも。


生地づくり

ピザや餃子、お好み焼き、チヂミなどに。もちもちして弾力もあり、食べ応えがある。


<パンやケーキも。米粉を活かす4つのコツ>

メーカーによっても米粉の吸水量などに差があるため、商品の推奨しているレシピをベースにしていただき、ここではより美味しくなるちょっとしたコツをご紹介。

1.冷めてもかたくなりにくくする砂糖と油脂を一緒に使う。

2.もちもち、サクサクなど食感を保つには米油を使用する。常温で固まるバターなどは避ける。

3.ふんわり仕上げるには、ベーキングパウダーを米粉の3%、重曹ならその半量を加える。

4.生地をふんわり膨らませるには、卵。卵白をしっかり泡立ててから米粉を加える。泡をつぶさないようにさっくり混ぜる。

日常には小麦製品もあふれていますので、ご家庭で米粉に切り替えられるものがあればぜひ楽しみながら代用してみてください。



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