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普段何気なく使っている長さの単位ですが、改めて考えてみましょうよ Ⅰ

日本ってね、中国文化の影響を受けているので、西洋式と併用で中華式をイメージすると混乱する人も多いと思うのですよ。だから、改めて、小学生の時にでも、西洋式と中華式の単位の違いを数時間の講義でもいいから説明して、小さい頃から単位のイメージをちゃんとつけたほうがいいのではないかと思います。

Wikipedia ー 命数法

中華式の単位は十の四乗ごと

まず、中華式の単位は十の四乗ごとなのはわかりますよね?

万 ー 10,000、十の四乗
億 ー 100,000,000、万の十の四乗、一の十の八(四✕ニ)乗
兆 ー 1,000,000,000,000、億の十の四乗、万の十の八乗、
    一の十の十二(四✕三)乗

・・・

西洋式は、単位は十の三乗ご

西洋式は、単位は十の三乗ごと。

K ー 1,000、十の三乗
M ー 1,000,000、Kの三乗、一の十の六(三✕ニ)乗
B ー 1,000,000,000、Mの三乗、Kの六乗、一の十の九(三✕三)乗
T ー 1,000,000,000,000、Bの三乗、Mの六乗、Kの九乗、
    一の十の十二(三✕四)乗

・・・

英語と漢数字の命数法の対比表

大きな数の数え方2

だから、四乗ごとの中華式と三乗ごとの西洋式の最小公倍数が十二ですから、兆(十二乗)とT(トリリオン、十二乗)で数え方が初めて揃うわけですね?

英語の命数法

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普段使っている一万円というのは10Kなんだな?

これを小学生にはいささか難しいでしょうが講義しておく。そうすると、頭の片隅に、普段使っている一万円というのは10Kなんだな?というイメージが残るでしょう。

普段何気なく使っている長さの単位、認識を新たに

さて、普段何気なく使っている長さの単位、認識を新たに。

Km ー 「K」は長さの単位じゃないですよ「m」が長さの単位です。「K」は十の三乗、1,000です。1Kmは1,000mですからね。

「ナノ」とか「ミクロン」とか

大きい数の方はいいんですが、じゃあ、ニュースでやっている半導体の製造工程やコロナのマスクのメッシュサイズで、「ナノ」とか「ミクロン」とか言います。聞き流しているとわかったつもりになりますが、認識を新たに。

mm ー 「m=ミリ」は千分の一、十のマイナス三乗
μm ー 「μ=ミクロン」は百万分の一、十のマイナス六乗
nm ー 「n=ナノ」は十億分の一、十のマイナス九乗

です。

コロナのウィルスの大きさは、0.1μm。つまり、一千万分の一メートル台湾のTSMCが4とか5ナノメートルの製造工程を確立した、と言うニュースなら、それは十億分の四とか十億分の五という話。

学校で教えないなら、両親から子供に豆知識で教えてあげましょうよ?

認識を新たに。

フランク・ロイドのエッセイ集



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