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【創作】note:Data 2021/01/31/2、天鈿女命2

第一次純知性体のバイカル湖付近にいたデルタδ1プルーブユニットから、第二次純知性体のデルタδ2が別れて、ブリヤート人の混血部族と旅をし始めたのは12,785年前だった。ブリヤート人達は、樺太を経由して後の日本列島と呼ばれる今は地続きの弧状列島に移った。

縄文海進と古神道、神社、天皇制(10)クローヴィス彗星
第 1 話 アムール川: 12,786年前
第 2 話 クローヴィス彗星: 12,785年前

縄文海進と古神道、神社、天皇制(11)縄文海進前後
第 3 話 日本列島: 11,600年~6,900前

デルタδ2は、ブリヤート人達の部族の村々に複数の第三次純知性体のデルタδ3プルーブユニットを放ち、シャーマンクラスの人間に憑依して、各部族を掌握していった。彼らのアニミズム的な想像力による知識を吸収するためだ。収集した知識は、δ3を大陸に派遣して、δ1に吸収させた。

6,900年前、地球温暖化で縄文海進が起きた。ブリヤート人達を祖先とする縄文人達は、大陸から切り離された。彼らは、丸木舟や筏を使って、北海道から東北、関東地方、中部地方に南下した。ある部族は、琉球諸島にまで渡り、琉球神道を形成させた。

同じ頃、メソポタミアにいた純知性体本体のベータβ0から分かれ、インドに行った第一次純知性体ベータβ1プルーブユニットは、第二次純知性体のベータβ2プルーブユニットを東南アジア方面に放ち、アジア・中国の華南方面から北上して、日本列島にたどり着きつつある弥生人と行動を共にしていた。β2もδ2と同様、シャーマンクラスの人間に憑依して、弥生人の各部族を掌握していった。

やがて、西暦三世紀頃、大陸と島嶼、韓半島を経由した弥生人たちは、九州に国家を形成した。国家は、王家が統括する連合国家だった。王家の名前は「邪馬台」と言い、連合王国は「邪馬台国」と称した。
王家の長男のスサノオが連合王国「邪馬台国」を継いで統治を始めたが、粗暴な性格が災いして傘下の諸国は離反していった。王家の親族の「ヤオロズ」達は、王族会議を開き、スサノオを本州の山陰地方の出雲に追放した。そして、スサノオの姉で、長女の幼名卑弥呼を女王とする新しい統治体制を開始した。

卑弥呼は、幼女の頃から、δ2のサブユニットのδ3が憑依していた。δ3は、女王となった卑弥呼を天照大神と称させ、祈祷や占い、未来予知を行わせ、邪馬台国傘下の諸国の統治を強化していった。

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そんな時、山陰地方から移ってきた縄文人の一族が邪馬台国に入国してきた。彼らと一緒に移動していたβ3は、縄文人の処女たちを集め、δ3に申し出て、天照大神の巫女集団を作った。巫女集団の長(おさ)にはβ3の一部が実体化した女性を据えた。彼女の名前は、天鈿女命(アメノウズメ)という。

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