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マインクラフト+Scratch3.0でプログラミングを①

無料ツール「MCブロックビルダー」を使ってみよう!

 2021年6月にリリースした、「MCブロックビルダー」というツールがあります。これは、マインクラフト(Java Edition)とScratch3.0をつなぐためのツールで、Scratch3.0のプログラミングで、マインクラフトの世界にブロックを置くことができるフリーツールです。わたしの会社のオリジナルです(^^)。

Scratchのプログラミングでマインクラフトのワールドにこんなものを作る事ができます。この作品の作り方のPDFを以下でダウンロードいただけます(無料)。

 実は、2021年6月というのは、それまで学校でしか利用できなかったマインクラフト教育版がプログラミング教室などでも利用できるようになるというアナウンスがされた直後でして、これがなければインプレスさんの教育系メディアに記事で採り上げてもらえるはずだったのですが、この発表のおかげでそれが全部ボツになってしまったという不遇なアプリだったのです(笑)

 ただ、一部界隈のみでしょうが、細々と使われております。これまで一度だけバージョンアップしましたが、最新のマインクラフトランチャーでも問題なく動作しております。もちろん、わたしの教室でも使っております。まあ子どもたちの間でのマインクラフト熱も、ここ2年くらい、特にフォートナイトが流行ってからはかなり沈静化しているような印象ですが、まだまだプログラミング教材としての価値はなくなっていないと思います。

 現在マインクラフトは、統合版にマイクロソフト社純正のプログラミングツールがありまして、これで同じようなことがもちろんできるのですが、「MCブロックビルダー」のウリは、子どもたちが使い慣れているScratchで、マインクラフトのプログラミングができるということなのです。似たようなツールは、他にもいくつかあるのですが、フル機能がフリーで利用できるのは、おそらくこの「MCブロックビルダー」だけだと思いますので、ぜひお試しいただけるとうれしいです。

MCブロックビルダーをインストールすると、Scratchに専用のブロックが追加されます。これらをScratchの他のブロックと組みあわせてプログラミングします。
追加されるプログラムブロックは全部で6個。たったこれだけですが、これで様々な作品がプログラミングで作れるようになります。


ツールのダウンロードはこちらからどうぞ!(無料)https://www2.beatrans.co.jp/mcblockbuilder.zip

【動作環境】
・Windows10、11
・マインクラフト Java Edition
*マインクラフトの統合版ユーザーは無料でJava Editionも入手可能となっています。最新ランチャーで統合版とJava Edition両方を起動できるようになりましたので、統合版ユーザーの方はすでに動作環境が完備しているということになります。ぜひJava Editionも入手してお試しください。

 ダウンロードファイル内に詳細なインストールガイドを用意してありますので、その指示に従っていただければ簡単にインストールできると思います。

尚、このツールには、解説本(Kindle電子書籍)が存在します。こちらはAmazonのストアでお求めください。Kindle Unlimitedにも対応しています。この電子書籍では、このツールを使って徐々にステップアップできるように配慮してあります。最初から順番にやっていくことで、無理なく複雑な作品ができるようになるように構成しました。

 15ページまではAmazonのサイトでサンプルとして読めますが、以下に最後の章にある迷路(最初の写真)の作り方のページのPDFをおいておきます。自由にダウンロードしてご覧ください。このツールを使って、電子書籍を読めば、Scratchでこんな作品が作れるようになります。

 こちらは、以前会社のブログに書いた「MCブロックビルダー」の補足記事です。上記の書籍を見た後に、さらに参考にできる内容だと思います。

光る花のツリー:MCブロックビルダー作例
たいまつ台を作ろう:MCブロックビルダー作例
MCブロックビルダーをChromeブラウザで実行したときの「バグ」について
MCブロックビルダーはMincraft新ランチャーでも動作します

 もともとこのツールは、Scratchをある程度やった後に使うのが良いと思っていたのですが、わたしの教室では、どうしてもScratchの「逐次実行」が腑に落ちずに、Scratchでなかなかゲームが作れなかった生徒に使って効果を上げたりしたケースもあります。このツールの使い方については、また改めて記事としてアップしたいと考えています。