アルバム PLEASE PLEASE ME②

アルバムPLEASE PLEASE MEにからめて語っておきたいことがある。それはレコードのプレス(製作)について。

PLEASE PLEASE MEには1st,2ndプレスとして有名なゴールドパーロフォンという盤がある。
これは何かというとレコードの中心にはレコード会社のロゴや曲目は書いてあるラベルが貼ってある。
ビートルズの場合、レコード会社パーロフォンになるが、1st、2ndプレスにはロゴや曲名が、ゴールドで描かれているのだ。

写真のラベルは再発盤のものでホンモノではないが参考までに見てほしい。

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そして発売から5カ月後の3rdプレス以降はこのラベルのロゴの形と色が変わり、黄色で描かれている。(なので黄パロと呼ばれたりする)

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これらの違いがなにを意味するかということだが、レコードというのは最初に作られたものほど音が良いと言われている。

例えばみなさんも印鑑を押す際、朱肉につけたての時は印影が鮮明だが、そのまま押し続けると薄くなってくる経験はしていると思う。そのものではないが、レコードも最初の頃にプレスされたものは鮮明で鮮度が高く、プレスを続けるとだんだん音の鮮度が下がってくると言われているのだ。

つまり1stプレスは音がいいということになるが、とりわけゴールドパーロフォンの1stプレスはその象徴として、また枚数が少ないことから人気が高く、現在では程度のよい盤なら100万円を超えるような値段で売買されている。

私自身はせめて3rdプレス(黄パロ)の音を実感したくて、聴いているが、再発盤などと比べてノイズは多いものの、迫力ある生々しい音を聴かせてくれるし、目の前で1963年が躍動していることを実感することできるのだ!なので、再発盤などキレイな音よりノイズの多いこの盤で聴くことが多い。

初期のプレスにはいろいろな意味で魅力が詰まっているということでもあるのだ!

ちなみにゴールドパーロフォンのステレオ盤はmonoに比べて枚数が少なく、より高いプレミアがついている。


個人的にはいずれゴールどパロフォンのmono盤を手に入れたいね!

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