まぶたの裏の宇宙

ぼくはヨーグルトの
ジェットコースターにのって
紙やすりのように
ざらついた宇宙をめぐる

宇宙風の風圧をうけて
閉じたまぶたにうつる
タコの貌をした宇宙人に手をふると
かれも吸盤だらけの
手(足?)をふりかえす

異星特製の水玉模様の
お茶を飲んで
ああぼくはいつも
きみに傷ついて
ああ今夜だけは
きみに飛び立ってしまいたい

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