生活の中で見つける驚き

私たちがふだん手にする商品は、社内でのプレゼンで勝ち、企画が通ったすごいものたちです。自分が生活する中で消費者として消費するだけの目線ではなく、企画する人のアンテナを張って生きているととても感動することがあります。ものが売れなくなっている時代でデザインや売り方で売れる商品にしているものは美しいですし、コンセプトの軸がしっかりしています。そこで、最近感動した商品を紹介したいと思います。

檸檬堂 (コカ・コーラ)

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2019年10月28日発売のレモンサワー「檸檬堂」。近くのスーパーに買い物に行ったときに山積みになっていたので見てみると、コカ・コーラ社が出している商品!と驚きました。なんとコカ・コーラ初のアルコール製品です。九州で先行発売していたそうですが、先日ついに全国発売されたそうです。


POINT1 レモンサワーに絞ったコンセプトと展開

缶チューハイのデザインは美味しそうでみずみずしいフルーツの写真が大きく配置されているものが多いですが、檸檬堂のデザインは酒蔵の前掛けのようなデザインとロゴマーク。コンセプトは「一つ一つ、調理するように丁寧に。レモンサワーの専門店」レモンサワーの専門店というコンセプトとグラフィックが一致していてすごく心地いいなと感じます。全国発売の際も「檸檬堂、全国開店!」と広告を出していて、全国発売でなく開店というのも面白いです。とにかくレモンサワーに絞って開発をしているのが今まで無かったかなと思います。(21歳なのでまだお酒歴は浅いですが)味の展開としてレモンサワーという軸はブレず、アルコール度数を変えた4種類の展開になっています。最近はストロング系チューハイが流行していますが、4種類のうちのひとつであり鬼レモンというネーミングもかわいいなと思います。レモンサワーといってもいろいろありますよね。「そうそうこのレモンサワーが好きなんだよな」という需要に応えていると思います。

POINT2 売り場のジャックとSNSでの拡散

スーパーに行った時に見たのは山積みの檸檬堂。これはかなり目につきます。

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これはコカ・コーラの力を感じます。店頭イメージがブランドのイメージと一貫していて綺麗です。

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Twitterで開店記念セールとして飲み比べセットが当たるキャンペーンをしています。

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食べログでレビューができます。お店を持ってないのに食べログがあるのがめちゃくちゃユニークです。これから本当に限定店舗とかできそうですね。

まとめ

缶チューハイ業界に新規参入として成功しているのではないでしょうか。シンプルにレモンサワーの専門店をいうテーマを深掘りして軸にしているのでブランドの強さがあります。ブランドが言いたいことと、グラフィックが一致してるととても気持ちいいです。こうやって人が手にとって誰かに教えたくなる商品はすごいですね。先日、課題が一段落したので定番レモンを買って飲んでみましたが、レモン感が強くて美味しかったです。みなさんも飲んでみてはいかがでしょう。(コカ・コーラの回し者ではないですよ!笑)

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