Bear Smart Japan

私たちは、人の生命と安全を最優先に考えつつ、クマと人が共に生きることのできる、『ベア・…

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私たちは、人の生命と安全を最優先に考えつつ、クマと人が共に生きることのできる、『ベア・スマート』な社会の実現を目指します

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『非致死的なクマ管理技術の手引き_日本語訳』の公開について

我が国における非致死的なクマ管理のより一層の普及を目指したプロジェクト<Bear Smart Japan>では、非致死的なクマ管理手法に関する国内外の情報を収集し、日本語での情報発信を行なうことで、捕殺に偏りがちな我が国のクマ管理に一石を投じ、将来の人材育成に役立つ資料を蓄積することを目指しています。 その取り組みの第一歩として海外の技術マニュアルの翻訳に取り組みました。本日はそのマニュアル『非致死的なクマ管理技術の手引き_日本語訳』の公開についてご案内します。 この『非

    • クマの射撃位置に関する5つのヒント

      『Middle of the Middle』の内容をさらに発展させて詳細な技術として解説したのが、同じく雑誌『Bear Hunting Magazine』に掲載された『5 Tips for Shot Placement on Bear』という記事です。 以下のサイトから原文を読むことができます。 5 Tips for Shot Placement on Bear - Bear Hunting Magazine 全文の日本語訳は添付のPDFファイルにありますが、その訳文を

      • 『Middle of the Middle』日本語訳 

        『クマを撃つ技術』に関する資料として、まず手始めにカナダのクマ猟ガイド Rob Nye が発表した『Middle of the Middle』という記事を紹介します。 元の記事は『Bear Hunting Magazine』という北米の雑誌に寄稿されたものとのことですが、こちらの掲示板サイトの冒頭に掲載されているのがおそらくその全文だと思われます。 Shot Placement_ Argument for Middle of the Middle 全文の日本語訳は添付の

        • ご挨拶:これから『クマを撃つ技術』に関する資料を紹介していきます

          クマをできるだけ殺さずに人の安全を守ることのできる『ベア・スマート』な社会の実現を目指す<Bear Smart Japan>ですが、クマと人の両方を守るためには、排除することを決めたクマを確実に捕獲することのできる技術も必要不可欠だと考えています。 市街地や人家の周りなどに出没するクマへの緊急対応では、箱わなによる捕獲が難しく、猟銃による速やかな射殺が求められる状況も十分あり得ます。 そこで今回私たちは、クマを確実に射殺することができる射撃技術に注目しました。 我が国で

        • 固定された記事

        『非致死的なクマ管理技術の手引き_日本語訳』の公開について

          カレリアン・ベアドッグによるクマ対策

          <カレリアン・ベアドッグ> グリズリーベアの専門家、キャリー・ハント氏はカレリアン・ベアドッグを利用したクマの保護管理プログラムを確立しました。このプログラムは、北米におけるベア・スマートな取り組みに大きな影響を与えています。 カレリアン・ベアドッグについての日本語情報は、こちらのサイトなどを参考にどうぞ。 Karelian Bear Dog のページ|有限会社アウトバック <Wing River Bear Institute> キャリー・ハント氏が設立した米国の民間団

          カレリアン・ベアドッグによるクマ対策

          日本における非致死的なクマ対策の先進事例(その1)

          <NPO法人ピッキオ> キャリー・ハント氏が設立した Wing River Bear Institute の技術指導を受け、日本で初めてクマ対策犬『カレリアン・ベアドッグ』を導入した軽井沢のNPO法人。 住民への啓蒙活動やクマ対策ゴミステーションの導入と通じたクマ誘引要因の排除、電波発信機を用いたクマの行動調査、ベアドッグによる忌避学習などを組み合わせた、総合的なクマ対策に取り組む先進的な団体として非常に有名です。 ピッキオのクマ対策に興味のある方はこちらのサイトをご覧く

          日本における非致死的なクマ対策の先進事例(その1)

          『Bear Smart Japan』の活動理念について

          クマの問題が発生した時のわが国の世論は、即座にクマの殺処分を求めるような過剰反応と、無条件にクマの駆除に反対する愛護思想の、両極端な意見にほぼ二分されていると思います。 しかし私たち『Bear Smart Japan』は、人間の安全を最優先に考え、クマのある殺処分を視野に入れつつも、それをぎりぎりまで回避することを目指す『非致死的なクマ管理』を提案したいと考えています。 人の生命と安全を、そしてクマの生命もまた守る『ベア・スマート』な社会の実現に不可欠なのが、クマを人里に

          『Bear Smart Japan』の活動理念について