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都会の夜景に思ったこと

とある女性歌手のコンサートに行った。今年秋から、コロナ禍で大きな影響を受けたエンタメ界も徐々に活動を再開し始め、感染対策のために座席を空けるなどの配慮をされた状態でのライブに参加する回数が増えた。多い時には週2回、初めて見るアーティストのライブに、やはり生演奏にかなう魅力はないな、と感動の日々を送っている。(この秋のエンタメ体験については備忘録としてまた別途記録しておこうと思う)


今日はコンサートで訪れた街で感じたことについて。その街は近年高速で再開発が進んでいるエリアで、行く度に様子が変化している。今日は特に、コンサート会場を含めた新しい大型施設、ショッピングセンター、大型マンション、タワーマンションの多さに、非常に人工的な街であることを強く感じた。緑や川などの自然がなく、大型の人工建造物が多いエリアなのである。そして、自分がそのような人工的な街に強い疲労感を覚える体質になっていることに改めて気づいた。高級ブランド店が並ぶショッピングセンターは、見ると疲れるので見ないようにして通り過ぎ、目的のコンサートホールにそそくさと入り、終演後もまっすぐ駅まで急ぐ。

私が住んでいるエリアは、同じ都内でもあまり高層ビルのないエリアで、川や緑が幾らかはあるので、帰ってきたらほっとした。それでも、都会ではなく、もっと自然と共に暮らせるような生活への憧れはつきない。コロナ前のように通勤する必要もほぼなくなり、以前勤務していた会社へのアクセスの良さで選んだ今の場所に住み続ける必要はなくなった。もっと人が少なく、自然の多い場所。夏は山登り、冬はスキーが好きな私はそのような環境へのアクセスが良い方がいいのか?できれば自分が食べる野菜を幾らか自分で作れる環境も欲しい。などなど考えると、気になるのが、毎週のようにライブや映画館に足を運ぶ私にとっては、都会を離れるとエンタメへのアクセスが悪くなること。エンタメばかりは東京ほど楽しめる機会の多い場所はないだろう。都内で郊外に移る(頑張れば都心に出られる)、という方向で考えるのが現実的か。

今すぐ移住しなければいけない外部要因はないが、私の毎日の快適さと精神的豊かさのために、さあどこでどのように暮らすのがよいのか、迷う日々はまだまだ続きそうだ。

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