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25歳から目指して3年でプロミュージシャンになった方法

はじめまして。スタジオミュージシャン、プロキーボーディストとして活動しているハロルド(仮名)と申します。
このnoteは、プロミュージシャンになりたい方、もっとレベルアップしたいアマチュアミュージシャンの方に向けて書かれています。
ピアニスト/キーボーディストはもちろん、どんな楽器を担当する方にも役立つ記事を書いていきます。

■自己紹介

・幼少期から小学生時代
親の意向で6歳の頃からクラシックピアノを始めたものの、全く好きになれず。
小学校中学年くらいまでは音楽に興味がありませんでしたが、
当時見ていたアニメで使われる曲のCDを購入したのをきっかけに音楽に興味を持ち始め、学校で流行っていたJ-POPを聴くようになります。

・中学・高校時代
中高は運動部に所属し部活三昧でした。中学に上がるときにピアノもやめてしまいます。
しかし、高校3年生のとき、大好きだった歌手のライブを初めて見たことをきっかけに、バンドでキーボードを弾くことに興味を持ち始めます。

・大学時代
大学に入ってバンドサークルに所属します。
クラシックピアノをやっていたので指はある程度動くものの、ブランクもあり、バンドでの演奏は完全なる初心者。
何も分からないところからスタートしましたが、アンサンブルする喜びを味わい、徐々に音楽にのめり込んでいきます。プロミュージシャンのレッスンも受けました。
「音楽を仕事にして、大観衆の前でライブできたら楽しいだろうな」と思いつつも、演奏者としての実力はアマチュアレベル。
到底叶わぬ夢だと思い、大学を卒業すると一般企業に就職します。

・サラリーマン時代
プロになる夢は一旦諦めたものの、音楽を演奏することは相変わらず大好きで、サークル時代の仲間と定期的にライブ活動をしていました。

しかし、仕事が忙しくなるにつれ、「このまま音楽をする時間がなくなるのは耐えられない」「やっぱりどうしても大きな会場でライブがしたい」
と感じ、「音楽で生きていきたい」という思いが強くなります。

そして、25歳の時、「本気でプロを目指そう」と思い立ちます。
数年分の生活費を貯めていたので、会社を辞め、プロになるための修行期間に入ります。

・修行期間
プロになるために、まずは第一線で活躍する一流のプロから直接指導を受けることを考えました。
誰もが知っている一流のミュージシャン(タイプ別に複数人)から毎月レッスンを受け、家にいるときはひたすら練習していました。
この時、本当に多くの気づきを得て、プロになるために必要なことを少しづつ理解していきました。
アマチュア時代は全く意識していなかったことばかりでした。

また、サークル時代の先輩のツテで、インディーズのシンガーソングライター、アイドルなどのサポート(バックでの演奏)仕事を少しづつ受けるようになります。
最初は無給(お金を払わずにリハーサルやライブができるだけで喜んでいました)、その後は「リハーサル1~2回 + ライブ1回」で5000~15000円の仕事です。額は安くても、演奏してお金が貰えるということ自体が本当に嬉しかったのを覚えています。

・初めてのプロの仕事
上記のような生活を2年ほど続けていたある時、突然大きな仕事が舞い込みます。
いつもサポートしていた歌手のライブを偶然見ていた方から、アリーナクラスのライブサポートの依頼を受けました。
対価も今までの数十倍の額。
もちろん二つ返事で引き受けましたが、その時点では仮決定。本決定までは数週間かかり、その間は毎日気がかりで夜も眠れず、胃の痛い日々を過ごしました(笑)
そして無事決定となり、夢の舞台に立つことができました。リハーサルをたくさん重ねたかいあって、本番も無事終了。
それからは大きな仕事を少しづつもらえるようになり、全国放送の歌番組出演、アーティストのツアーやレコーディング、TVCMのBGMのレコーディングなどの現場を経験し、今に至ります。


■noteを書こうと思ったきっかけ

僕には特別な音楽の才能があるわけではありません。
また、クラシック以外の音楽を始めたのも18歳から、
プロを目指したのも25歳からであり、周りのプロミュージシャンと比べると圧倒的に遅いです。
ちなみに、一般的なプロミュージシャンは、遅くとも中学~高校時代には音楽を始め(鍵盤奏者ならほとんどの人が幼少期から)、
高校~20歳くらいでプロを意識しはじめています。

そのため、僕は非常に苦労しながら音楽を勉強してきました。だからこそ、色々なことを言語化して説明することができます。

天才型の人や、小さい頃から訓練を積んできた人(=大多数のプロミュージシャン)は、自分が当たり前にやっていることを言語化できないケースが多いです。
自分は意識せずにやっているので、なぜそれができないのか、どうすればできるようになるのか分からないからです。
そのため、できない人に教えることが難しいのです。

また、音楽はノウハウが共有されにくい分野だと思います。
音は視覚的に認識できない上に、個人の感覚に左右される要素が大きいためです。
しかし、そこには一定の方法論が確実に存在します。
僕はアマチュア時代も、たくさんの書籍や雑誌を読み漁りましたが、
本当に重要なことはなかなか書かれていませんでした。
僕はそれを一流のミュージシャンによるレッスンやプロの現場の中で学んできました。

つまり僕は、「一流のノウハウを学び、自身もプロの現場で活動」しており、かつ「天才ではない人、幼少期から訓練していない人の感覚が理解できる」数少ない人間なので、価値のある情報を発信できるのではないかと思ったのです。

■書きたいこと

・リズム(タイム・グルーヴ)について

・練習の仕方

・音楽の雰囲気、特徴をつかむこと(ジャンルごとのポイント)

・プロしか知らないシリーズ(機材周り、マニピュレート、プロの現場に関わる人々)

ご期待いただけると幸いです!



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