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ビームス ジャパンの屋上で、野菜、育ててみました

こんにちは。そして、はじめまして。

わたくし、ビームス ジャパンにて只今行われているイベント「たがやす BEAMS JAPAN 〜食のカルチャーとスタイルを伝える〜」(2/28まで)のプロデューサーをしている村長(そんちょう)と申します。携わったひとりの人間として、より近い距離でお話をできればと思い、あだ名で登場してみました。なぜ村長なのかは…後ほどご説明します。

普段はビームス ジャパンのオフィススタッフとして、プロジェクトに携わっています。今日から不定期で、プロジェクトの取組紹介や、裏話をしていければ、と思っています。noteを使わせて頂くのが初めてなので、お見苦しい点ございましたら申し訳ないですが、お付き合いいただけましたら幸いです!どうぞよろしくお願いいたします。

❏はじめに


初めに少し説明をすると、このプロジェクトは、農林水産省が進める食料自給率や食育など「食」や「農業」に関する課題について行政と民間が一緒に考え、行動する国民運動『ニッポンフードシフト』に共感して行ったもので、
ビームス ジャパンの視点から、「食」や「農業」について考えるきっかけを提示するものです。

❏挑戦のスタート

「食」や「農業」について考える、きっかけを作る前に。
兎にも角にも、まずは自分たちがそれについて考えてみようとなり、新宿のビームス ジャパンの屋上で、野菜を育てることにしました。栽培に挑戦するのは、日々洋服やライフスタイルグッズを販売している、ビームス ジャパンの店舗スタッフたちです。

10月のある日。閉店後の店内で、屋上農園についてのミーティングが行われました。

自分たちで野菜を育てることができるのかしら。こんなビルが立ち並ぶ新宿のど真ん中で、野菜が育つのかしら。素人の私たちにはちょっぴり不安だけど、新鮮な日々がスタートしました。私たちは屋上の農園を「BEAMS JAPAN村」と名付けて、日々の店舗運営をしながら、交代で野菜のお世話をすることにしました。
今日話すのは、この「BEAMS JAPAN村」誕生のおはなしです。


❏まずは農園に行ってみよう

そもそも野菜を育てるにあたって、何が必要なのか。プロジェクトメンバーで、今回ディレクションを依頼した加藤の農園、【加藤農園】におじゃますることにしました。

加藤農園4代目であり、ビームスのバイヤーでもある加藤

ここで少々、加藤の紹介。
加藤は【加藤農園】という、鎌倉野菜をつくっている農家でありながら
ビームスのバイヤーであり、オリジナルブランドのディレクターも務めつつ、今回のプロジェクトのディレクションも担当しています。

農業と服、どちらを語るときも、加藤の笑顔は絶えません

加藤にとっては、加藤農園での仕事も、ビームスでの仕事も、どちらも本業。加藤のスケジュールは、早朝に収穫→出社→帰社してから市場の準備→市場 という、いずれの時間も手を抜かないスケジュールです。そんな中で、『どちらも本気でやっているからこそ、自分にはこのプロジェクトで出来ることがあるんじゃないか』といって、チームに加わってくれることになりました。

そんな加藤に、野菜の育て方や、屋上で育てることの不安点を相談しながら、農園を一緒に回ります。オフィスでしか見たことがなかった加藤。農園を回りながら野菜の事を話す加藤は、オフィスで洋服やカルチャーを話すときと同じ目の輝きをもった、農家の加藤でした。

とれたての野菜の迫力に圧倒されます

野菜がどのようにしてなるのかも、知らなかった私。
葉っぱを見るだけでは分別がつかなかった野菜を触ってみると、
手のひらの何倍も大きい葉っぱをかき分けた中央に、ブロッコリーができかけていました。

ブロッコリーって、こうやってできるんですね

野菜より、野菜をとりまく葉っぱのほうが大きいことや根の長さに圧倒され、果たして本当に新宿の屋上で野菜がのびのびと育つのか、いささか不安になってきました。

私たちが質問攻めにしつつも、加藤は収穫もして、収穫後の処理も行います。そして、加藤は話のよいところで「まあ、ちょっと休憩しようよ」といって温かい缶コーヒーをくれました。
ひとしごとしたら、少しだけお菓子を頬張ったりしながら息をつく。
農家の「いっぷく」に混ぜていただき、心が温まりました。

根を処理する加藤

加藤農園で屋上農園のヒントを得たので、いよいよ屋上農園計画の準備にとりかかります。

❏“BEAMS JAPAN村”の誕生

10月のある日。ついにその日はやってきました。
まだまだ実感がなかった店舗スタッフたちも、沢山のプランターや、野菜の苗をみて、愛着が湧き始めます。

紛れもなく、ここは新宿のビル群の中心・・

まずは、プランターに土を入れていきます。
土自体を触るのも久しぶりなスタッフたち。なんだかワクワクしてきます。
どこに何を植えたのかわかるように目印もつけていきます。

プランターのほんの一部。

ホームセンターで購入した種や、加藤農園からお裾分けしてもらった苗を植えていきます。土・種・苗・肥料・プランター・じょうろ。野菜を育て始めることは、決してハードルは高くありません。

店舗営業時間中なので、交代で準備を進めます

水のやり方、肥料のタイミング、間引きの仕方。わからない事はその場で加藤に聞いて、みんなで知識を貯めていきます。

加藤のアドバイスを耳に焼き付けます
初日の準備終了後

のちのち感じることになるのですが、野菜にとって大切なのは日照や水の量などの環境の他に、どれだけ手をかけて育てることができたか。
売られている野菜ひとつひとつに、農家様のどれだけの愛情が込められているか、私たちは学ぶことになります。

さて、スタッフは絵日記で日々の記録を残していくことにしました。記念すべき初日の日記は、苗の植え替えに挑戦したスタッフ坂本が担当。

スタッフによる初日の絵日記

無事に初日の準備が終わりました。
果たしてちゃんと育つのか、不安と期待を胸に、
いよいよBEAMS JAPAN村、開村です!!

((冒頭の自己紹介でお話した村長というあだ名は、BEAMS JAPAN村の代表者という事が由来していたのでした・・!))
ハプニングにも見舞われることになるBEAMS JAPAN村での日々を、次回以降またレポート致します!

開村した当時の様子はスタッフ森 のブログでも書かれていますので、
是非ごらんくださいませ。


ドキュメンタリー動画もぜひ!

お付き合いありがとうございました。
それでは、また書きます!

by村長

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