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#68_【視察】佐世保で艦船三昧

昨日紹介した「海軍さんの散歩道」の参加者の中に、私では足元に及ばないくらい、自衛隊の基地から軍事史跡からあちこち遠征されている方がいらっしゃいました。

もちろん面識などありませんが、その方とガイドさんとの雑談に聞き耳を立てていたところ「倉島岸壁に行く」とおっしゃるので、「なに、それ?」と思って教えてもらい、軍港クルーズの受付時間までノープランだったため、急遽行くことにしましたf^_^;)。

倉島岸壁も海上自衛隊の敷地内にあり、月に数回の休日に、艦船の船内見学がここで行われます。

【入る道を一本間違ったところに、境界標を発見。ケーブルの埋設なのか。】
【隣接する佐世保海上保安部に停泊する巡視船あまみ。20年前に北朝鮮の工作船と銃撃戦をした船です。】
【一般公開の注意事項。艦船名は手書きなので、別の日には違う船が見学できるのでしょうか。】
【もがみ型護衛艦の「のしろ」と「みくま」が並んでお出迎え。】
【みくまの飛行甲板。ヘリが搭載できます。】
【みくまの62口径5インチ砲。発射速度は3秒に1発、射程距離24km、精度重視だそう。】
【もがみ型護衛艦の特徴である、「ユニコーン」とも呼ばれる統合マスト。】

敷地内は、ガイドの自衛隊員さんと一緒に行動しないといけませんが、素人の私の質問にも親切丁寧に解説してくださいますし、説明で挟んでくる小ネタがいちいち面白いので、聞き逃せません。
ネットに書いても良いものか、こちらが気を遣うレベルの話も多かったので、真相は現地でお確かめください(゚∇゚;)☆\(-_-;)。

倉島岸壁の一般公開ですが、大人数でなければ予約は不要です。定員に達しなければ、飛び入り参加も可能です。
佐世保に来るときは、顔写真入りの身分証が欠かせませんf^_^;)。
※米軍基地や自衛隊施設を見学しに行く人にとってはもはや常識ですが、最近対馬駐屯地に見学の相談をしたところ、対馬でも日本国籍を有する人限定で、顔写真付きの身分証が必要、という話になっていました。

軍港クルーズの受付が11時までなので、倉島岸壁の見学を午前の部1回目か午後の部にしておけば、1日たっぷり艦船を楽しめます(o゚▽゚)o。

それでは、2023年9月23日の軍港クルーズがどんな様子であったのか、写真でご紹介しましょう。

【この日いたイージス艦は、「はぐろ」「ちょうかい」「こんごう」でした。】
【補給艦おうみ(中央)です。】
【米海軍強襲揚陸艦「アメリカ」(中央右)など。】
【佐世保港への出入口です。左が石原岳、右が高後崎、奥には五島列島も見えます。】
【潜水艦が佐世保港に入港中。】
【ヘリを搭載した護衛艦「あけぼの」(中央)と掃海艇「やくしま」(右)】
【掃海艇「やくしま」が木造なのが分かりますか。除籍された掃海艦「つしま」も木造でした。】

余談ですが、佐世保港といえども、イージス艦3隻(海上自衛隊の保有数は8隻)、強襲揚陸艦アメリカをはじめ米海軍の艦船、動く潜水艦(潜水艦の基地は、横須賀と呉のみで佐世保にはありません)、ヘリを搭載した護衛艦がいて、港の先には五島列島が見えるという、いままでこんなことあったのかという状況だったらしく、ガイドさんも大興奮でした。
分かる人にしか分からない話の典型ですが、対馬で観光ガイドをするときには、この感覚に付いていけることが大事ですf^_^;)。

倉島岸壁での一般公開を教えてくださった方に聞いたところ、私と同様「1時間の軍港クルーズだけじゃねぇ…」と考えていたところがあり、あらかじめ「海軍さんの散歩道」と「海上自衛隊の艦艇見学」(倉島岸壁)もセットで考えていたとのこと。

私の場合「まとまったヒマな時間があっても、とりあえず佐世保なら何かあるはず」と思い、無計画のまま訪れたところ、思いがけないものに出会えて満足しましたが(それを旅の醍醐味とでも言うのでしょうか)、多くの場合、行っても大して見るものがないと思われてしまったら、行き先の候補にすら入れてもらえないのが、現実かもしれません。

計画的であることと無計画であること、そのバランスの取り方が難しいですね…。

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