#82_【雑記】海水温の上昇
先日、漁業士さんの勉強会で、対馬暖流域の水温上昇についての講演があるということで、混ぜていただきました。
今夏は養殖魚の大量死が発生していますし、近年話題になっている磯焼け問題をはじめとした環境変化にも何らかの影響を及ぼしている気がしますので、今後さらに知見を深めたいと思っていました。
素人の私にとっては、どこに裏付けとなる情報があるのか知る由もなかったのですが、なんてことはなく、気象庁のホームページにアップされているとのことで、見てみました。
日本海や東シナ海など、エリア別で見られますので、対馬が含まれる「東シナ海北部」の傾向を見てみましょう。
そして、世界的に見たらどうなのでしょうか。
こちらも気象庁のホームページに情報がありました。
地球温暖化のあおりで、世界的に上昇傾向ですが、そのなかでも東シナ海はとりわけ顕著だそうです。
表面水温は、過去100年で地球の全球平均では年0.6℃ほどの上昇ですが、東シナ海北部ではなんと約1.3℃も上昇しているのだとか。
ひとつ補足しますと、ひとくちに水温上昇といっても、計測する水深が100mくらいだと、表面水温(水深10m程度)ほど上昇幅は大きくないそうで、海水が混ざっていないのではないか、という話もあるようです。実際、台風が通過すると表面水温が下がるとのこと。
磯焼け問題の根本原因が特定しきれていないように、海水温の上昇についても同様のようで、我々素人にもできることはないだろうかと歯がゆい気持ちになります。
とはいえ、まとめられたデータが、どこにどのような形で公開されているのかが分かったので、情報発信に活かせそうに思います。まずは、発信における活用の仕方から、考えていきたいです。
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