候補者一本化のワナ
今日は、北海道のもんべつ芳夫さんが専用チャンネルにアップしている動画「2021/12/18 札幌エルプラザ 大島九州男おしゃべり会」を観ました。
おしゃべり会として、大島さんが会場を訪れた参加者の皆さんから質問を受けながら、いつものように軽妙なおしゃべりを展開していますが、なかでも注目したのは最初の方(冒頭から16分くらいのところ)で話された以下の点です。表示されるサムネイルが一緒で分かりづらいですが、以下のリンクでその場面に飛びます。
あの「万死に値する」存在の麻生太郎と対決する大島九州男さんの選挙区となる福岡8区、そこでの野党側の候補者を大島さんに一本化するための交渉のなかで、共産党は交換条件として、なんと!大阪5区の大石あきこさんと兵庫8区のつじ恵さんの両人を降ろすように要求してきたのだそうです。う〜む、なんという選挙戦のアヤ、そして運命の分かれ道だったのでしょう!
たしかに共産党が候補者を降ろして、大島さんに一本化できていたら、大島さんはご自身の選挙区と比例の九州ブロックで少しは戦いやすくなっていたでしょう。しかし、しかしです、いまの大化けした大石さんの大活躍などを考えれば皆さんも良く分かると思いますが、れいわ新選組の党本部は、そのような条件を飲まなかったことは大正解だったと思います。
もともと比例の九州ブロックの票を掘り起こすことを目的として、公募者から適任者を見出せなかったことから、党本部と大島さんの相談のうえに大島さん自身が立候補することになった訳です。九州ブロックの票を掘り起こすためだからといって、近畿ブロックの大きな可能性を潰すわけには行きません。こんな無理難題に耳をかさなかったのは、冷静かつ賢明な判断でした。
しかし共産党も、「野党共闘」「野党共闘」と言いながら、かなり不均衡な「エグい」ことを求めてくるのですね。結党して間もない、足場の定かでない「れいわ新選組」の弱みにつけ込んでくるかのような不誠実な要求です。ある意味、これに乗ってしまえば、躍進にはつながらなかった訳で、本当に危険な「ワナ」でした。選挙というものは、あくまで「リアリスト」として歩を進めないといけない、冷酷な世界なのだと思い知らされます。
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