見出し画像

オーガニック認証を取得している商品が正解で、オーガニック認証を取得していない商品は間違いなのか?

稲垣大輔です。
このNoteは「小さな一歩から始める、未来の地球へのアクション。」をテーマに、未来へ一歩踏み出したくなるような情報を発信しています。

突然ですが、弊社(株式会社Be)が取り扱う、オーガニック関連のブランド・商品の多くで「オーガニック認証」を取得しています。

JOCA認証マーク ECOCERT COSMOS ORGANIC認証マーク BIO COSMOS ORGANIC認証マーク

これは、我々が掲げる「トランスパレンシー(=透明性)」のこだわりの一つで、第三者機関が認めた品質であることを誰が見てもわかりやすくするために取り組んでいます。
そんなわけで、私個人としても、オーガニック認証について考える機会が増えています。
※Beブランドの旗艦店で「トランスパレンシー」についてこだわっている理由を過去のnoteで書いています。よろしければご一読ください。
 https://note.com/be_inagaki/n/na35877eb637f


■オーガニック認証は絶対なのか?

先日、打ち合わせの席にて、取引先の方が話していたオーガニック認証に関する内容にとても共感し、素敵だなと思ったので、このnoteに書かせていただくことにしました。
なお、この方自身はオーガニック認証取得商品を世の中に普及させていくことに、強い信念を持って行動されています。

その方が話していたことは、
「オーガニック認証を取得している商品が正解で、オーガニック認証を取得していない商品は間違いなのか?」という議論が時折なされますが、この議論自体が不毛だということ。

おそらく、物事を推し進めようとすると、どうしても原理主義的になってしまう。だから、
「オーガニック認証を受けたもの以外は認められない」
「文句を言うメーカーは、オーガニックの度合いが低いからだ」
などと考えてしまうこともあるのでしょう。

なぜ不毛なのか?について、その方はこう教えてくれました。

「何故ならば、地球の未来のために認証基準の商品を普及させていくことは重要ですが、いきなり世の中の全員が認証基準の商品を使用するように生活をチェンジすることは現実的ではないからです。」
「まずはお客様が今使っている商品から、少しオーガニック度の高い、いわゆる基準の高い商品を使い、理念への共感や体感を通して、より基準にこだわっているものに移行していくステップが必要になります。」

「つまり、私たちは認証取得の是非を議論するのではなく、どのようにすればメーカーとお客様が未来の地球を共創する世の中になるかを議論すべきということです。」

教えていただいたことについて、私なりに考えることが多くありました。


■オーガニック認証を受けていない商品の価値とは?

私も、教えていただいたことを受けて、オーガニック認証を受けていない商品の価値を考えてみました。

前提として、「オーガニック認証を受けている」商品・ブランドは、認証基準に基づいて、オーガニック比率などが高いことの裏付けがされていると考えます。
「オーガニック認証を受けていない」商品・ブランドは、その認証基準から見るとオーガニック比率が低いと言えます。

しかし、認証を受けておらず、オーガニック比率が認証基準より低い商品だとしても、全く考慮されていないものと比べると サステナブルであるのではないでしょうか。

また、オーガニック認証を取得していない商品は、もともとオーガニックな商品に親しんでいない方からすると馴染みやすいものが多いのではないかと考えます。

極端な例えですが、オーガニックへの切り替えに置いてこのようなケースも考えられます。

例)洗剤
・非オーガニックで、洗浄力や使用感に優れているもの。安価。
・オーガニック認証の基準に達していて、人にも自然にも優しいけれど洗浄力も控えめであるもの。

洗浄力に優れる非オーガニックな洗剤を使っていた人が、オーガニックなこだわりが強い商品を使うと、「素敵な商品だな」「けれど汚れが落ちないからダメだな」とオーガニックへの切り替えをためらうかもしれません。

オーガニックであり、洗浄力も高い、という商品があればそれが最高ですが、総じて価格が高く、切り替えが難しいこともあるでしょう。

そんな場合は、オーガニック認証を取得していなくても、効果や価格にある程度納得できるオーガニック商品から切り替えていただくことが良いのではないでしょうか。
サステナブルな発想から、長い目でみてオーガニックなものを多くの方に使っていただくことが良いと考えるのであれば、段階的に切り替えていく、という考え方にも納得ですね。

切り替えていく中でオーガニックの良さを体感して、少しずつでもオーガニック認証を取得している商品に触れていく、そんな世の中になっていけば素敵だなと考えました。


■Be Organicでの「オーガニック認証」に関わる取り組み

改めて、弊社としてはひとりでも多くのお客様にサステナブルの価値や、オーガニック認証について知ってほしいと考えています。
そこで、弊社が運営する「Be Organic」という店舗では、オーガニック認証マークについてワークショップを通じてわかりやすくご案内したり、スフィア(http://sphere.blue/)という地球儀(※)をおいて、地球のことを考えるスペースを用意したりしています。

Be Organic 旗艦店

(※)スフィアとは、地球上で起こっている現象や、地球の体温と体調の変化をダイナミックかつリアルに映し出す地球儀です。

「Be Organic」の詳細はこちら:https://be-beauty.jp/be_organic/


■最後に

改めて、メーカーの一つひとつの努力がお客様との未来に繋がると信じて、我々もサステナブルな取り組みや情報を発信し続けていこうと決意しました。

一緒に地球の未来を考えたい、もっと知ってみたいという方は、是非、このnoteにいいね・フォローをして意見交換し合いましょう。

■公式プロフィール
稲垣大輔(いながき・だいすけ)
株式会社Be 代表取締役
北海道出身
2002年、北海道大学工学部を卒業し、国内大手自動車会社に就職。
ブレーキ部品の設計および最先端エンジンの研究に携わる。
2012年にイベント会社を創業。
2017年に株式会社Beを創業し、現在に至る。

■関連メディア
◆アクティブオーガニックブランド「Be」公式HP
https://be-beauty.jp/

◆「Be」オンラインストア
https://be-store.jp/

◆「Be」公式インスタグラム
https://www.instagram.com/be_activeorganic/?hl=ja

◆「Be」公式Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCtEhEgJPGJQ9IX4y5vbmESw

◆「Be」公式Note
https://note.com/beofficial

◆「Be Organic(ビーオーガニック)丸の内本店」
https://be-beauty.jp/be_organic/

◆株式会社Be社長 稲垣大輔のブログ
https://ameblo.jp/not-biz-but-love

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?