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【Samurai Incubate】M&Aを見据えたスタートアップの経営戦略

読む時間:4分
難易度:★★★
おすすめ:スタートアップのCxO
ラウンド:創業初期〜シード期

こちらの記事は、Samurai Incubate 創業者 榊原 健太郎さん
登壇していただいたビークラの研修内容の一部です。

スタートアップ企業を経営していて、M&Aの選択肢を考えたことはありますか?

この記事では、

  • スタートアップ経営者が、M&Aを見据えるべき理由

  • M&Aの成功・失敗の分かれ目

  • スタートアップ経営者が、M&Aを選択する理由

について解説します。


なぜM&Aを意識する必要があるのか

スタートアップ企業の多くは、最終目標をIPO(株式公開)に設定します。
IPOを目指すことで、大きなリターンを期待できますが、すべての企業がIPOを果たせるわけではありません。

IPOを達成できなかった多くの企業は、事業継続のためにM&Aを選択することになります。

シード期から、しっかりとM&Aも見据えたEXIT戦略を立てることが重要です。

ハッピーなM&A・ハッピーでないM&A

M&Aの成功を評価する際、最も重要な要素は金銭的なリターンです。
創業者や初期の投資家が投入した資金に対して、どれだけのリターンが得られたかが大きな指標となります。

金額感としては、税抜前で1億円ほどが狙いたい金額の目安です。

一方で、失敗と見なされるケースもあります。
例えば、事業が買収されたにもかかわらず、元の経営者が単なる社員として働き続ける場合や、事業の一部のみが買収されて経営者が辞めてしまう場合です。
このような状況では、投資家にとっても経営者にとっても満足のいく結果にはなりません。

日本のスタートアップ企業:規模が小さいM&Aが多い理由

日本のスタートアップのM&A金額は、1~10億円のレンジが最も多く、小さめの規模になりがちです。

これは、日本の経営者がM&Aを通じた事業成長戦略にまだ慣れていない部分が多くあることが原因と考えられます。

その結果、事業継承型のM&Aが多くなってしまい、例えば、地方で数億円の売上を上げている企業が次世代の経営者に引き継げない場合、その事業を安価で売却するケースもあります。

M&Aを選択する理由

スタートアップ経営者がM&Aを選択する理由は、主に三つあります。

  • 事業をよりスケールさせられるパートナーがいる場合

  • 自力ではもう事業を伸ばすことができないと判断した場合

  • 市場の動向の変化などにより、より成長が見込める新規事業に挑戦したい場合


いかがでしたでしょうか?
こちらの内容は、M&AでのEXITを見据えたシード期からのバリュエーション設定という研修コースの、Section1の一部(動画1本)を記事化してお届けいたしました。
本編では、M&Aの機会を逃さないためのバリュエーション設定などを詳細に解説しています。

研修目次

研修コース名:M&AでのEXITを見据えたシード期からのバリュエーション設定
合計研修動画数:4本
合計研修動画時間:29分(2倍速で視聴の場合、15分)
スライド資料:38ページ

2024年8月1日より研修メンバーシップ購入可能
現在はウェイティングリストを公開中

登壇者は、
Samurai Incubate 創業者 榊原 健太郎さん

■ビークラについて
ビークラは、起業家・スタートアップ人材が本当に知りたかった、ユーザー獲得戦略やPMFまでの仮説、資金調達や会社の解散まで、実際にいま事業を推進する先輩のナレッジを、最大限わかりやすく、効率的に知ることのできる、スタートアップナレッジコミュニティです。

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