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VIA THE BIO|ゴルゴンゾーラ ドルチェ DOP ビオ

VIA THE BIO(ヴィア ザ ビオ)さんのチーズを紹介するシリーズ。

VIA THE BIO(ヴィア ザ ビオ)さんは、私たちと同じつくばに拠点をおく、チーズのインポーターさんで、ビオ(オーガニック)のチーズや熟練の熟成士の手によるチーズを多数輸入されている会社です。

そもそもビオのチーズとは

チーズの原料といえば、当然牛や羊やヤギなど色々な動物のミルクなのですが、このミルクを出してくれる動物たちが、何を食べて、どういう環境で暮らしているかなどで、ビオの認証が規定されています。

ビオのチーズの場合は、牛さん達が食べる牧草や干し草がオーガニックの基準で育てられたものであり、加工段階で塩などを用いる場合も、厳しい規定を守られた製造が行われたものとなります。

牛が本来のライフサイクルやライフスタイルに近い形で育てられ、その牛がもたらしてくれるミルクで用いられたチーズが、ビオのチーズと言えます。

ゴルゴンゾーラ ドルチェ DOP ビオ

タイプ:青カビ・牛
産地:イタリア

VIA THE BIOさんによる解説:
イタリア北部ロンバルディア州でつくられる世界的にも有名な伝統的な⻘かびタイプのチーズ。自然発生した⻘かびをピアシングをしながら⻘かびの繁殖を促しヴァルタレッジョで熟成させる。非常にマイルドな味わいで口どけの良い官能的なテクスチャー。

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初めてブルーチーズを食べた時に、というか見た時には、青カビが生えている食品があるという事実に驚愕したこと覚えています。そんなブルーチーズも、個人的な経験からですが、食に対して保守的な人のなかでも意外と好まれることが多いという印象があります。

やや強めの塩味と独特の風味と旨味があり、タイプにもありますが少し刺激的なフレーバーを感じることもあります。そんなブルーチーズですが、ひとたび味覚のチューニングが合うと、ワインのお供に大活躍のおつまみになります。

そんなブルーチーズの世界の中で、三大ブルーチーズのひとつと言われるのが、このゴルゴンゾーラです。

Wikipediaによると

カード(英: curd)とアオカビを交互に重ねて作られたもので、内部には筋状のアオカビが走っており、特徴的な刺激臭がある。ミラノ近郊のゴルゴンゾーラが名前の由来だが、現在この地域では製造されていない。9世紀頃に、春から夏にかけて高地で放牧していた牛を秋に平野へ下ろす際、途中にあるこの村が休憩所となっていた。ここで疲れた牛から搾られた乳で作ったチーズが柔らかくておいしかったので、ストゥラッキーノ・ディ・ゴルゴンゾーラ(stracchino di Gorgonzola)と呼ばれるようになったのが始まりと言われている。今日では法律により生産地域が限定されている。
このチーズは大きく2種類に分けられ、青カビが多く辛味の強いものはピッカンテ(伊: piccante, 「辛い」の意)、クリーミーでほんのりとミルクの甘味の残っているものがドルチェ(伊: dolce, 「穏やか」「甘い」の意)と呼ばれる。ピッカンテはそのまま食べることもあるが、リゾットに入れたり、ゴルゴンゾーラソースを作ってパスタにかけたりするなど、料理に使われることが多い。長らくドルチェの人気が圧倒的であったが、古典的なピッカンテの人気も増している。

とあり、今回ご紹介しているのはドルチェタイプのものです。

そのドルチェという言葉の通りに、刺激的な味わいは控えめで、なめらかでマイルドな旨味が特徴のチーズです。ヴィア ザ ビオさんの取扱チーズに共通する「ミルク感」はここでもいかんなく発揮されていて、ブルーチーズの独特のフレーバーとミルクの柔らかな甘みを想起させるフレーバーが、幾重にも折り重なって感じられます。

ブルーチーズに刺激を求める人にはやや物足りない可能性もありますが、ちゃんとミルク由来の食品なんだなというのを感じるこの風味は、ちょっと飲み足りない&食べ足りない時に冷蔵庫にあると、すすっと登場させてしまいそうな万能感があります。

おわりに

be a good friend は、ヨーロッパを中心に自然派ワインを輸入し、造り手の想いに共感してくださる全国のワインショップさんなどに販売するワインインポーターです。

また自然派ワインの部門とは別に、国内の自然栽培の農家さんのお野菜を全国の飲食店さんや、個人の方にインターネット販売を行う八百屋部門のポム・ド・テールも活動中。

地元のよしみもフル活用して、VIA THE BIOさんのチーズを自然栽培のお野菜や自然派ワインなどの果実酒と一緒にお届けしています。

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ハード・白カビ・青カビ・パルミジャーノなどタイプがお選びいただけます。お届けするチーズは、その季節にあわせたオススメや入荷状況などを見てチョイスします!


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