社員A 個人ヘッジファンド編♯89: 「日銀、国債購入縮小の方法検討 事実上の量的引き締めへ移行」 <ー やっても、この程度
今回は「日銀、国債購入縮小の方法検討 事実上の量的引き締めへ移行」について見て行きましょう。
JIJI: 25 Apr,2024
「日銀、国債購入縮小の方法検討 事実上の量的引き締めへ移行」
「3月にマイナス金利政策の解除など大規模緩和の正常化に踏みだしたが、国債買い入れについては減額を見送っていた。縮小すれば、日銀が保有する国債の償還ペースは、新規買い入れを上回ることになりそうで、国債保有残高を減らしていく事実上の量的引き締め局面へ移行することになる」
これだけ、円安になってくると日銀的には内心、介入をしたい気分だと思いますが、現実的に米国の目もあり厳しいので、できる範囲で対応している感じを受けます。
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国債購入縮小の方法だとどうして、金融引き締めになるのですか?
国債の購入を縮小すると、それは事実上の量的金融引き締めにつながります1。これは、日本銀行(日銀)が保有する国債の償還ペースが新規購入を上回ることになり、結果として国債保有残高が減少するからです。
具体的には、日銀が国債を購入すると、その分だけ市場から資金が吸い上げられ、金融市場における資金供給が増えます。これにより、金利が下がり(つまり金融が緩和され)、企業や個人が借り入れや投資をしやすくなります。しかし、日銀が国債の購入を縮小すると、市場から吸い上げる資金が減り、結果として金利が上昇します。これが金融引き締めとなります。
また、国債の購入を縮小すると、市場の需給バランスが変わり、国債の価格が下落し(つまり金利が上昇)、これも金融引き締めにつながります。このように、国債購入の縮小は、金融市場の資金供給を減らし、金利を上昇させることで、金融引き締めになるのです。