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人事部教育課: 「認知的不協和」

今回は「認知的不協和」について説明をさせて頂きます。 まず、何でしょねこの意味はと思ったから、大丈夫です。 これから説明します。

「認知的不協和(英:cognitive dissonance)」とは、アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーさんによって提唱された心理学用語です。 意味は「二つの矛盾した2つの事柄がると、人間はこの矛盾をなくすために片方の認知を歪めてしまう(否定してしまう)という意味です。

これでも、恐らく分かりにくいので例をあげます。

1.最近近所にできた、「味が良いと評判で、いつも列ができているレストラン」があったとします。それならと長時間その列にならび注文して食べてみると、「実は美味しくない」とします。

この場合、人間はこの「まずい」という現実に目を背け「無理やり美味しい」と自分に言い聞かせようとします。 このような事を「認知的不協和」と言います。

自分で、勝手な思い込みながら「現実のまずい」を受け入れてしまうと、自己否定、もしくは自分の間違いを認めることになるからだと思います。

つまるところ、人間は誰も「自分の間違いを認めたくない」ということになります。

2.転職の時に人材紹介会社から「美味しい話を聞かされ(実際は勘違い)」としても、現実の仕事が厳しかったりした場合、本来は本人の判断ミスにも関わらず「人材紹介会社」のせいにする。

3.昔風に言うとイソップの寓話に出てくる「酸っぱい葡萄」の話が当てはまります。

つまるところ「人間は認知的不協和」を解消するために「現実を自分の都合の良いように解釈したり、行動をする」と言いうことです。

解消方法としては「現実をそのまま受け入れる」しかなでしょう。自分の予想外の結果でも、現実を変えることはできませんから...

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