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就労移行支援に通い始めた話3・言葉にすること

就労移行支援に通い始めて大体2ヶ月半が経ちました。
直近で就労移行支援事業所が話題になってますが、これはその話題に関する所感ではなく、あくまで私的な、「私はこんな風に過ごしています」という記事です。


現状について

就労移行支援に通い始めて好きな事、楽しいと感じる事はいくつか見つかりました。これまで敬遠してた事にも苦手意識が薄れてきた気がします。
毎日の生活に設定したタスクは一つ一つの達成目標をゴリゴリに下げまくり、小さな達成感を積み重ねてます。

例えば筋トレはスクワット15回やったらクリアみたいな。
昨日は14回だったからむしろ頑張ったみたいな。
「0か1かで言えば1だからセーフ」のメンタルです。
こうやって文章に書き起こすと本当に恥ずかしいですね。
しかしこれで自尊心というか「何かやった」感を自分に与えられるので、それは安上がりで助かります。

生活に関してはまあまあ安定してきてるのですが、うつと診断されてから数年、暑い時期はそこまで体調や生活リズムが崩れる事はありませんでした。なんだかんだ体が温まってると精神的にも楽なようです。
次の季節の変わり目が多分一番の山になるので、そこまでに今の状態をキープしたいです。キープできなくても、小さな「できた」事は忘れずいいたいものです。

自分探しは

生活はひとまず良いとして、結局何がしたいのかはいまだにわかりません。本当にこの歳で自己分析、自分探しみたいな話をするのは顔から火が出るような思いになるのですが、これまで自分に向き合ってこなかったツケとしてまだ続けています。

え、まだそれやってるの!?って感じです。自分でもビックリします。
もう1ヶ月くらい探してます、自分の事。アイデンティティの確立って何なんでしょう。
家族や友人、職員さんの言葉や存在にヒントはあるかもしれないけど、そこに答えを求めてしまうのは違うので、結局嫌でも向き合うしかないんですね。向き合える気力が残ってるだけマシな気もします。

就労移行支援で訓練している事、楽しいと思える事、いくつか取得した資格は、それはそれで成果として受け止められてはいます。
ただ、いつも年齢と自分のこれまでの職歴、経験値、いわゆるキャリアと呼ばれるもの(キャリアなんて言えるほど大した事はしていませんが……)と照らし合わせた時、これらが仕事と結びつきません。今学んでいる事を十分生かしながら働いている自分の姿が1ミリも想像できないです。

こうして文章に書き起こすと随分贅沢で気楽な悩みです。
しかし、この贅沢で気楽だというフィルターが一番厄介だと思います。

言葉にする事

今まさに「悩むことに悩んでる」みたいな状態なので、客観的に見ると非常に面倒臭いです。

私は人に自分の悩みを相談するのが本当に苦手です。弱点を晒すのが嫌なのか、自分を格好良く見せたいみたいな変なプライドが働いているのか、単に人に頼る事に引け目を感じてるのか、わかりません。もしかしたら全部かもしれないです。
ましてや上述のような事は「いやいい歳して何言ってんの、自分で決めればそれで終わりの話じゃん」で片付きます。

ただ、そんな事でも口にしなければ先に進めないなら、みっともなかろうと甘ったれてようと、誰かに相談して解決の糸を自分で手繰り寄せないといけなくて、それこそ年齢を言い訳にしていい話ではないんでしょう。

就労移行支援は、私にとって最後のモラトリアム期間になると思います。
その間に、些細な事でも、自分の気づきを言葉にして現状を変えていく工夫だけは止めてはいけないのだと、最近感じます。
現状に対する嘆きや悩みでなく、悩みから生まれた自分の気持ちを言葉にする事と、その反応を怖がらず受け止める勇気なんでしょう。
口に出す事で気付ける自分の気持ちもきっとあるでしょうし。聞く相手によっては、もしかしたら厳しい意見が飛び出す事もあるでしょうし。
小さな達成感と小さな自己嫌悪を繰り返しながら、少しずつ自分のウィークポイントを改善していきたいです。就労移行支援に通う1番の目標は見つけられたかもしれません。


エヴァンゲリオンの映画でミサトさんがこんな感じのセリフを言ってた気がしたのを思い出しました。気がついたら自分がミサトさんより年上になっているなんて、恐ろしい事です……。

本日も乱文になりましたが、最後までお読みくださりありがとうございます。


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