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就労移行支援に通い始めた話4・自分を知らないこと

今年の6月から通い始めた就労移行支援、そこでの気付きや自分に起こった変化や、もしかしたらあんまり関係ない話なんかをつらつらと語ります。
前回はコチラからご覧いただけます。もしご興味を持っていただけたら併せてご覧いただけると幸いです。

就活準備

年内再就職を目標としているので、スキルの習得やセルフマネジメントと並行して就活準備も行なっています。
今やっている就活準備はこんな感じです。

  • 書類準備(履歴書や職務経歴書など)

  • 自己理解(自分の障害や就業先に求める条件など)

  • 業種、職種研究(情報収集も兼ねてエージェント登録など)

今の私のキャパ的にこれ以上やる事が増えると結構しんどくなりそうなので、ちょうど良い塩梅で取り組めてます。

書類に関しては、幸か不幸か過去2回転職している経験が、フォーマットを大体出来上がった状態にしてくれていました。特に職務経歴書は、事業所の方に見せても殆ど直すところがないと仰っていただけました。これは僥倖という他ありません。

業種、職種研究はまあ……頑張れ。


自己理解

就活に備えて特に向き合う必要があるのが、自身の障害についてです。
自分がどのような障害を抱え、どんな特性があり、それにどう対処しているのか。
これを話せないと障がい者就労はできません。先方(就業先)の「結局キミはどういう人なの……?」って疑問符を払拭できないので、まあ説明できないといけないのは、それはそうだなって思います。
クローズ(一般就労)でも自分はこういう人間です!って言う必要ありますしね。話す方向性が少し違うだけ、みたいな。



私は初診の際に双極性障害と適応障害と診断されました(現在はうつとだけ診断されています)。

私は抑うつや不安、焦り、動悸、気分の落ち込みなどの症状が多く、主に季節の変わり目やストレスの蓄積で症状が出ます。
そして一度ハマるとまあまあ長い期間(半年とか)続くので、躁状態の自分について正直あまり考えた事がありませんでした。と言うより自分の中で思い当たる事がなかったのです。
小さな頃からそんなにテンションの高い性格でもなかったので、初めて双極性と診断された時も「躁状態ってどのタイミングの話だよ」なんて言って、眉唾でした。

ただ、就活準備を進める上で面談や座学等を繰り返す中で、「自覚していなかったけどこれは躁状態だったのでは…?」と思い当たる節がいくつか洗い出されてきます。特に

  • 過度に怒りっぽくなる

  • 睡眠時間が短くなる

  • 過集中

の三つが顕著です。(過集中は躁状態ともまた違う症状のようですが)
怒りっぽい性格も昔からだし、不眠気味なのは抑うつ症状だと思っていたのですが、「抑うつ状態に入る前の状態」を人に説明していて、ようやく「もしかしてこれって」と気づいたのです。

特に過集中。外向きにテンションが高くならないので自分では意識していませんでしたが、この状態が続くとある日フッと糸が切れたように抑うつ状態に入ります。暴発と言ってもいいのかもしれません。

自分のキャパを超えた活動量は、既にパンパンに詰まりまくった薬莢にどんどん火薬を押し込んでいるようなもので、そんな薬莢が装填された状態でトリガーを引けば、暴発して銃自体が壊れて使い物にならなくなります。
出力も入力もできない、とりあえず壊れてるので直すところから始めないといけない状態です。それは長い期間抑うつ状態にもなるなって感じです。
(この例えが正しいかどうかわかりませんが、自分的にはしっくりきたのでこのまま残しておきます)

ていうか初診から5年も経って、病院も変えたのに、今更気づく事ある?
ここ1ヶ月くらい苦しんでノート(物理)に噛み付いてた自己理解の書き出しはなんだったの?って感じです。言っても仕方ないんですが。

本当に私は、自分の事を正しく理解していないようです。


自身の障害に対する対策

これは過去に軽く触れたのですが、改めて。

  • セルフケアシート(体調の波を可視化する項目が記載されたシート)による体調管理

  • セルフケアシートとは別で日記などに自分の行動を記録し、体調とタスク面の可視化、管理

  • 過集中にならないようスマホのタイマーなどで作業時間を制限する

  • マインドフルネス(瞑想)を生活に取り入れる

こんな感じでやっています。とにかく行動を俯瞰できるようにメモして、自分でタスク管理しやすい状況を作る事を最優先にしています。
こうする事で、自分が困った時などに、お医者さんや事業所の方、家族や友人に「何を相談したらいいかわからん」状態が回避できます。本当にマストです。まあ相談するの超苦手な性分なんですが……。

下二つはもう書いた通りですね。自分を落ち着けるため、外的要因から行動を制限する事。そして1日の中で必ず一回は行うルーティンを取り入れて、無理矢理にでも「時間を作る」事を心がけています。

生活に取り入れてまだ数ヶ月なのですが。継続して取り組みたいです。


これからの季節に向けて、マイペースに

もしかしたらまだ自分も周りも気づいてないだけで、病名がつくような症状があるのかも、と思うと本当に背筋が寒くなります。
なんでもかんでも病名がついてしまうと、自分がそれをスケープゴートにしてしまいそうで別の怖さもあるのですが、それはそれとして。

特に著しく体調を崩しやすいのが、9月末〜10月頃にかけての、夏の暑さが和らぎ過ごしやすい季節に変わるタイミングです。ここが一年の中で最大の山で、鬼門です。

そして今は比較的安定していると思っていましたが、実は躁状態でテンションが高くなってるだけ、と言う意識に変わると、ベッドから抜け出せない、身の回りの事ができない、玄関から出られない、被害妄想に囚われ異様にネガティブになる。そんな自分に入れ替わる準備はもうとっくに始まってるんじゃないか、と考えてしまいます。

ただ、気づけただけ前進という捉え方もできますし、メンタルの調子は崩れるもの、とあらかじめ考えておけば、いざ崩れた時の準備ができるのかな?と思います。ていうかそう思っとけと先生から言われました(意訳です)。

言うてあと1ヶ月ありますし。


今は体調やメンタルの大きな崩れはなく、むしろ調子は良い方です。
今のペースが自分に適したペースなのか、それは本当にわからないのですが、ひとまず今の状態がマイペースだと仮定して、山の季節を迎えたいと多います。

なんだか不安だらけの文章になってしまいました。
ご意見やご感想など、もしお手間でなければお聞かせいただければ幸いです。

本日も最後までお読みくださりありがとうございました。

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