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N4書房の販売日記 0704-0710

0704

「エヌヨンしょぼう」と読んでもらいたいのだが「エヌフォーしょぼう」と読んでいた人がいると知った。これは読み方を添えて書くべきだったと反省する。



0705

30年前の「宝島」はFGの表紙+インタビュー+ラジオ番組のプレイリスト+広告+ディスクレビュー(小野島大+瀧見憲司)という布陣。「カメラ・トーク」の時も、音楽専門誌よりよほど力が入っていた。



0706

DVDで「竜馬暗殺」を観た。洋画も邦画もシナリオ理論に基づいたような筋が多いので、急にそうでない、本物の映画に目で触れたような気になる。



0707

N4書房はひとり出版社で、そう規模が大きくもないがうんと小さい訳でもないので、Zineの販売や発送に関するちょっとしたトラブルがいくつかある。参考に少しその辺りを書いておく。

 

1.封入物が入っていません!

これはかつて一回だけあった。送付物の種類が増えて、頭がぼんやりしていたらしく「あっ何かがおかしい」と勘付いたものの、その「何か」が何なのかわからず、そのまま発送してしまった。二、三日して遠慮がちに「あれが入っていなかったのですが」という問い合わせが来たのですぐお送りしました。どうも済みません。そして本当は一回だけではなく、文句を言わずに我慢している人が4,5人くらいはいるかもしれない。どうも済みません。

 

2.宛名を変えたいのですが……?

何でそういう事になるのかよく分からないが、購入した直後で、発送前なら対応できる。

 

3.間違って購入してしまった!

「この人はもしかして間違っているのでは?」と考えてメールしてみたら、その通りだった。注文のキャンセルはこちらにご連絡していただければ、発送前なら対応可能です。

 

4.再入荷通知が来ました!

「こんな通知が届いたのですが」という問い合わせがあって、写真まで送ってもらった。調べてみたが結局よく分からなかった。こちらから何らかの通知を出すのは、問い合わせの返答の他には「*号を購入したい」「予約したい」など、購入の意思があった人に直接メールをするくらいなので、たまにBASEの側のエラーか何かで通知が行くことがあるらしい。今に至るまで原因は不明。

 

5.送り先を勤め先にしてほしい!

このような要望があるとは予想していなかった。送り先の住所がどこでもこちらにとっては同じなので、どこにでもお送りしています(ただし国内)。

 

6.海外に送ってほしい!

これはちょっと無理です。手間がかかるし「届きません」なんてトラブルに発展する可能性を考慮すると無理。

 

7.領収証を入れてほしい!

これは対応可能です。

 

8.レターパックの番号を教えてほしい!

本来、レターパックの追跡番号は必ずお客様に提示するべきかもしれないが、毎度12桁の番号を打つ必要があるのかどうか、普通に届けば問題でも何でもない。あくまでも未着や紛失の際の確認用なので「問い合わせがあればお客様に伝える」という姿勢でいる。今のところそうしたトラブルは一件もない。

 

他にもっと理不尽な要求を突き付けてくる人も(例外的に)いる。常識的に考えてそれは無理だろうというレベルの問い合わせには返答しかねるので、ご了承ください。



0708

若い頃は「もし自分が100人いたら、100通りのやりたいことがある」と思っていたし、人にそう言ったこともあった。急にそれを思い出したのは、N4書房から出したい本、出せそうな本の可能性があれこれ出てきたためである。

そうなると内容に加えて、まずタイトルが決まらないと何もできない。逆に良いタイトルを思いつくと、それだけでもうひと仕事終えた気になる。今日は我ながらホームラン級と言いたくなるようなタイトルが浮かんだ。タイトルは内容と方針とキャッチコピーを兼ねていて、本質を射抜いているのがよいと考える。できればユーモアが含まれていて詩的な側面もあるとさらによい。

 

 

0709

04号のおまけのシールに関して「こういう風にシールを使っています」という写真でのご報告をいただく。ぜひもっともっと、冷蔵庫や電子レンジなどにも貼ってもらいたい。

 

10日から販売する予定だったが、予約機能を使ってみたくなったので9日にどのくらい予約が入るものか試してみた。

 



0710

音楽プロデューサーとはどのような存在か。曖昧で、微妙で、見えにくい仕事を行う人である。後付けでどのようにも説明できてしまうだけに、後からの粉飾や捏造が入り込む余地が大きい。

記憶や記録はどの程度、真実に近いのか。当時の関係者の証言は絶対に正しいのか。

後世の人間は、残された音から見えないファインプレーや失策をどのように見つけだせるのか。

プロデューサーは一連の製作過程の内部におり、同時に外部からの目となる必要もある。一連の流動的な過程の中で「いつ」が最も重要なのか。政治的な駆け引き、予算との兼ね合い、人間関係の調整、時間の割り振り。するべきことや諸々の問題が常に新しくなり古くなり、不定形なあらゆる事項の判断や評価を絶えず行い続ける。

 


 今日は「ヘッド博士の世界塔」の30周年の記念日。本日からN4書房の本を買うと「FORVER DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER」のチラシが入っています。


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