フリッパーズ・ギター研究
の難しさ。研究を阻害しているもの、障壁などについて、思いつくままにメモしておこう。
1 当人たちがあまり語らない。
→これは当然のことかもしれない。小説家や映画監督だって、50歳になれば20歳の時の作品には触れたがらないだろう。
2 「渋谷系」という言葉が出ると怒りだす人がいる。
→「当時はそういう言葉はなかった!」それは知っているし、もうわかったと言いたくなる。
3 引用の元を把握しきれない。
→引用に関してはすぐに著作権の議論や「パクリは是か非か」という問題に流されてしまう。
4 当時を知らない人とよく知っている人の差が激しい。
→「いくら何でもそれを知らないとは!」という驚きと「知らなくても仕方がない……」という諦めを行ったり来たりする。
5 皆の思い入れが熱すぎて、議論が進んだり固まったりする前に蒸発してしまう。自分の話で終ってしまう。
→意外と他の人の話は面白いなあ、熱いなあ、なんて思って聞いていると二時間くらい過ぎている。
6 ソロになってからどの時代のどの作品が好きかという話に流れてしまう。
→えっ!そうなんだ!そこなんだ!!でもこれは内緒にしておいてね。なんて話していると二時間くらい過ぎている。
7 新しい材料が出てこない。
→そりゃ89~91年くらいの材料はもう出ないよね。
8 古い雑誌の記事やデータを参照できない。
→そりゃ89~91年くらいの雑誌はもう手に入らないしね。
9 「音楽は聴けば充分であり、それ以上の批評や考察の必要はなし!」という主張が出てくる。
→すべてが面倒くさくなってくる。
10 ポリスターがウィンクのことばかり贔屓している。
→でもウィンクのおかげで今がある訳だし。やれやれ。
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